WiMAX対応PC、7月から続々 5万円台のSSD機も
東芝、パナソニック、ソニーなどPCメーカー各社が、モバイルWiMAX対応PCを7月下旬から順次発売する。SOTECからは5万円台のモデルも。
東芝、パナソニックなどPCメーカー各社は6月8日、モバイルWiMAX通信モジュールを内蔵したPCを、7月以降に発売すると発表した。UQコミュニケーションズが7月1日、モバイルWiMAXの本サービスを始めるのに合わせ、7月下旬から順次発売する。
50万円近いハイエンド機から5万円台のNetbookまで、さまざまなモデルが登場する見込み。6月8日に都内で開かれたUQの記者発表会で、各社は通信モジュールを内蔵した試作機などを持ち込み、UQのWiMAXネットワークに接続してデモ展示していた。
東芝は、512GバイトSSDを搭載した薄型ノート「dynabook SS/RX2」にモバイルWiMAX通信モジュールを内蔵。直販サイトで予約受け付けを始めた。43万8000円で、7月下旬に届ける。
パナソニックは、ハンドル付きの14.1インチノート「Let'snote F8」でモバイルWiMAXに対応。8日から直販サイトで予約を受け付け、7月30日に発売する。BTOに対応し、27万4450円から。
オンキヨーは、32GバイトのSSDを搭載したNetbook「SOTEC C204」シリーズにWiMAX対応モデルを追加。直販サイトの最小構成価格は5万9800円と、5万円台に抑えた。
ほか各社も、WiMAX対応ノートPCを投入すると表明。ソニーは「VAIO type Z」「type P」で、富士通は「LOOX R」シリーズで、日本エイサーは「Aspire Timeline」で、デルは「Adamo」で、台湾ASUSTeK Computerは「U20A」でそれぞれ、モバイルWiMAXモジュール内蔵モデルを近く発売する。
シャープやレノボ・ジャパン、日本ヒューレット・パッカード、マウスコンピューター、NECも対応PCを発売する予定だ。
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