「年末まで熱くなればいいね」――USB 3.0&SATA 3.0マザーがゆるやかに拡大中:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
年末に向けて各社から新しいマザーボードが登場している。トレンドはUSB 3.0&SATA 3.0対応製品だ。目立ったヒットはまだ起きていない様子だが、各ショップは暖かいまなざしで見守っている。
小型サーバキット「玄柴」やPenom II向けのDDR3 8Gバイトセットなど
先週、入荷ショップで注目を集めていたのは玄人志向のサーバキット「玄柴 KURO-SHEEVA」だ。96.5(幅)×110(奥行き)×48.5(高さ)ミリという小型の筐体に、Ubuntu Linux 9.0.4をインストールした512Mバイトフラッシュメモリなどを搭載しており、ストレージにはeSATA/USB2.0で接続する外付けHDDを使う。また、miniUSB端子のUSB 1.1やSDメモリーカードスロットも内蔵している。LANは1000Base-Tだ。価格は1万7000円弱だが、入荷数が少なかったこともあり、初日に売り切れるショップが多かった。
T-ZONE.PC DIY SHOPは「外付けHDDキットと組み合わせてNASとして使ったり、ネットワーク内のWindowsマシンでLinuxコンソールを使うといった利用法があります。結構注目度が高いので、再入荷しても継続して売れそうですね」と話していた。
メモリ関連では、コルセアのDDR3-1333 8Gバイトセット「CMD8GX3M4A 1333C7」が目立っていた。2GバイトのDDR3-1333メモリを4枚セットにしており、専用のメモリクーラーを同梱している。Phenom II環境での動作保証をうたっているのも特徴だ。価格は2万6000円前後から3万円のあいだ。
クレバリー1号店は「最近はDDR2の値上がりも手伝って、DDR3の一般化が急速に進んでいます。加えて64ビットOSを導入した方も多く、4Gバイト以上のメモリのニーズも高いんですよ。そうした背景があるので、メーカーの動作保証がついた8Gバイトセットを求める人も多そうです。別々のメモリを組み合わせると、どうしても相性問題が出やすくなりますからね」と語る。
また、同店には9月に登場したSkydigitalの3.5インチベイカードリーダー「SKY-TF」が再入荷していた。カードリーダーの電源をオン/オフできるスイッチを搭載した「世界初」(パッケージに記載)のモデルだ。SD/SDHC/MMCとmicroSD、MS/MS Duo、xD/スマートメディア、CFの5スロットを並べたほか、バスパワー時の電源供給を強化したUSB 2.0ポートも1基用意している。価格は2000円前後だ。
同店は「エコを気にする人にはいいモデル。モノとしても、microSDカードスロットが別に設けられているので、アダプタなしでケータイのデータがバックアップできるなど、使い勝手のよい構成になっています」とプッシュしていた。
そのほか、パソコンハウス東映には、エレコムのPC2台用の切り替え器「KVMP-CUN」が入荷していた。キーボードやマウスなどのUSB機器3台と、アナログRGB接続のディスプレイ1台を2台のマシンで切り替えて使える。対応解像度は最大2048×1536ドットで、本体ケーブルからは切り替えスイッチと汎用USBポートも伸びている。価格は3440円だ。
同店は「ノートPCでも利用できるので、自宅では普段使っているデスクトップPC用のキーボードでサブノートPCを扱うといった使い方もできます。PC切り替え器としては低価格ですし、長らく定番の位置に座るポテンシャルはあると思います」と話していた。
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