マルチタッチに対応した液晶一体型PC最上位モデル──「ThinkCentre M90z」
レノボ・ジャパンからビジネス利用を重視した液晶一体型PCの最新モデルは、23型ワイドとディスプレイサイズを大型化し、マルチタッチにも対応する。
スタンドスタイルとフォトフレームスタイルを選べる「M90z」
レノボ・ジャパンは、6月10日に液晶ディスプレイ一体型の新製品「ThinkCentre M90z」を発表した。同種の製品としてThinkCentre A70zシリーズが存在するが、ThinkCentre M90zはその上位に位置するモデルになる。液晶ディスプレイのサイズは23型ワイドと大型になり、解像度も1920×1080ドットと、1080pのHD動画の再生に対応する。
また、一部のモデルではマルチタッチに対応したタッチパネルも組み込んでいる。本体形状では、ディスイプレイスタンドを設けたスタイルと、スタンドを持たない、フォトフレームのようなスタイルのモデルが用意される。
ThinkCentre M90zは、2010年に登場した32ナノメートルプロセスルール採用の“Clarkdale”世代CPU「Core i5-650」(動作クロック3.2GHz、Turbo Boost Technology有効時で最高3.46GHz)、もしくは、「Core i3-530」(動作クロック2.93GHz)を搭載する。メインメモリは標準構成でDDR3-1333を2Gバイトとなる。レノボ・ジャパンの説明では、ThinkCentre A70zと比較して100%以上の性能向上が確認されたという。その一方で、省スペース化も進められ、こちらもThinkCentre A70zと比較して70%改善したと説明している。
本体に搭載されたインタフェースには、USB 2.0(側面に2基、背面に4基)、アナログRGB出力のほか、DisplayPortといった最新の規格とともに、シリアルポート、PS/2ポートなど、ビジネスの現場で依然として使われているレガシーインタフェースにも対応する。また、Centrino Wireless-N 1000を搭載してIEEE802.11 b/g/nの利用も可能だ。
ThinkCentre M90zのラインアップは、「TopSellerモデル」と「エンタープライズモデル」に分かれ、それぞれで、マルチタッチ対応モデルやディスプレイスタンド、フォトフレームスタイルのモデルが用意される。OSはすべてのモデルで32ビット版Windows 7 Professionalを導入するほか、一部のモデルでは32ビット版Windows XP Professonal Service Pack 3へのダウングレードにも対応する。ダイレクト価格はエンタープライズモデルのスタンダード構成で14万4428円から、Topsellerモデルのマルチタッチ構成で17万1990円だ。
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