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印刷大手3社、Adobe CS5による印刷入稿体制を確立
共同印刷、大日本印刷、凸版印刷の3社は、「Adobe Creative Suite 5」による印刷入稿への対応を表明した。これにより、印刷出版業界でCS5の導入が促進されるとみられる。
制作ワークフローの改善も
印刷大手の共同印刷、大日本印刷、凸版印刷は、Adobeのデザインスイートの最新版「Adobe Creative Suite 5」(CS5)による印刷入稿への対応を表明した。アドビ システムズが9月10日に明らかにしたもの。
日本の大手印刷会社3社がCS5での入稿・出力に対応したことで、その顧客であり取引先でもある出版社やデザイン会社の業務でCS5の導入が促進されるとみられる。なお、アドビによると、9月1日時点でCS5の出力対応店数は45社58店だという。
共同印刷の斉藤康造氏(出版商印戦略企画室デジタル企画課長)は、「印刷ワークフローの高速化に加え、InDesign CS5でさらに強化された双方向機能を使った電子書籍やデジタルマガジンの製作と配信のサポートにも大きな関心を持っています」と述べている。
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