インタビュー・カルチャー・マガジン「SWITCH」がiPhoneアプリに
インタビュー・カルチャー・マガジン「SWITCH」を手掛けるスイッチ・パブリッシングは、iPhone/iPad向けアプリ「Switch App」の提供を開始した。動画主体の独自コンテンツと電子書籍の2本立てで構成されたアプリだ。
動画と電子書籍の2本立て
スイッチ・パブリッシングは10月13日、インタビュー・カルチャー・マガジン「SWITCH」の創刊25周年を記念し、iPhone/iPad向けアプリ「Switch App」の提供を開始した。iPhone版が同日から提供され、iPad版は10月20日の配信を予定している。アプリは無料。
同アプリは、動画を含めた独自コンテンツを展開する「Project」と、スイッチパブリッシングが発行する雑誌や書籍の電子書籍版が読める「Book」という2つのサービスを軸に構成されている。
Projectでは、荒木経椎氏によるAKB48の撮影現場や、藤原新也さんがAKB48大島優子さんを渋谷センター街でゲリラ撮影した様子、Superflyの越智志帆さんが自らのシングルについて語る企画などが動画で配信、“SWITCHの実験室”としてさまざまな企画を展開する。
また、Bookでは、「マンガの未来を描く」と題して井上雄彦氏の巻末特集が組まれたことでも話題となったSWITCHの特別編集号「SWITCH 25th ANNIVERSARY SPECIAL ISSUE」やSWITCH本誌など、スイッチ・パブリッシングが発行する雑誌や書籍の電子書籍版が読めるようになっている。SWITCH本誌の電子版については2011年4月号まで無料で提供するという。
アプリを起動すると、iPhoneのステータスバーが隠れてしまい、通信が行われているか判別しにくいほか、ダウンロード中のファイルの扱いに少し難があるなど、アプリの作り込みに課題はあるが、SWITCH特有のエッジの効いたコンテンツが並んでおり、SWITCH読者なら十分に楽しめるアプリとなっている。
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