「3DMark 11」で最新GPUの“カクり具合”を確かめる:イマドキのイタモノ(4/4 ページ)
いつもなら、PCパーツを扱うこのレビュー。今回はイタモノではないけれどイタモノに関係深い「3DMark 11」が主役。最新GPUでどんなスコアをたたき出せる?
さすが激重! 最上位GPUなのにカクカク
今回は、GeForce GTX 580とRadeon HD 5870を用意して、Core i7-980X(3.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で3.6GHz)にIntel X58 Expressチップセット搭載のASUS Rampage II GENE、6GバイトのDDR3-1066メモリという構成で、3DMark 11を実行してみた。
Entry | GeForce GTX 580 | Radeon HD R5870 |
---|---|---|
3DMarks | E9170 | E6489.5 |
Graphics | 9896 | 6333 |
Physics | 8236 | 9072.5 |
Combined | 7128 | 4651.5 |
Graphics Test 1 | 44.13 | 34.69 |
Graphics Test 2 | 44.45 | 32.43 |
Graphics Test 3 | 61.69 | 38.255 |
Graphics Test 4 | 31.65 | 16.815 |
Physics | 26.145 | 28.805 |
Combined | 33.155 | 21.64 |
Performance | GeForce GTX 580 | Radeon HD R5870 |
---|---|---|
3DMarks | P5983 | P4297 |
Graphics | 5705.5 | 3931.5 |
Physics | 8235 | 9076.5 |
Combined | 5730.5 | 3937.5 |
Graphics Test 1 | 24.955 | 21.86 |
Graphics Test 2 | 26.275 | 20.73 |
Graphics Test 3 | 36.59 | 24.57 |
Graphics Test 4 | 17.925 | 10.075 |
Physics | 26.145 | 28.815 |
Combined | 26.655 | 18.315 |
Extreme | GeForce GTX 580 | Radeon HD R5870 |
---|---|---|
3DMarks | X1958.5 | X1557.5 |
Graphics | 1771 | 1397 |
Physics | 8215 | 9075.5 |
Combined | 2147 | 1719 |
Graphics Test 1 | 8.955 | 7.915 |
Graphics Test 2 | 9.19 | 8.01 |
Graphics Test 3 | 8.77 | 7.03 |
Graphics Test 4 | 5.41 | 3.77 |
Physics | 26.08 | 28.81 |
Combined | 9.985 | 7.995 |
総合結果値の3DMarksに加え、Graphics Test 1〜4のトータルでのスコアになるGraphics、Physics、Combinedを掲載した。なお、Graphics Testの1から4、Physics、Combinedは、フレームレートを示している。Graphics Testのフレームレートが示すように、現在の最上位GPUをしても、フレームレートはかなり低い。とくにExtremeモードでは10fpsに満たないから描画はカクカクだ。
ただし、こうした点は3DMark Vantageが登場したときも同様だった。3DMark VantageではGeForce 9800 GTX( http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0805/02/news041.html )でPerformanceが5729だったが、今やGeForce GTX 580で3万に近いスコアとなっている。ここのところ約3年周期で登場している3DMarksだが、3年後にはやはり数万というスコアをたたき出す単体GPUが登場してくるのだろう。
関連キーワード
GPU | ベンチマーク | DirectX | DirectX 11 | グラフィックスカード | Radeon HD 5000シリーズ | PCパーツ | 自作 | ゲーミングPC
関連記事
- Futuremark、「3DMark 11」を公開
Futuremarkは、3D描画などのGPU性能を測定するベンチマークテスト「3DMark」シリーズの最新版となる「3DMark 11」を公開した。 - 各ベンダーからGeForce GTX 580搭載グラフィックスカードが登場
NVIDIAのGeForce GTX 580発表にあわせて、搭載グラフィックスカードが各ベンダーから発表された。その多くはリファレンスデザインを踏襲したモデルだ。 - MSIブースで「Sketch Bookのコンセプト」を知る
COMPUTEX TAIPEI 2010が開幕して展示ブースも公開された。MSIブースで確認した「Sketch Book」続報と「GUS」の詳細、「3DMark 11」世界初デモを紹介する。 - 連休ですが、取り急ぎ「3DMark Vantage」を試してみました
グラフィックスカードのベンチマークテストといえば、「3DMark」シリーズは外せない。その最新版が大型連休で日本が浮かれている最中に公開された。いやー、迷惑な話だ(極私的に)。 - 「3DMark06」のツボを押さえる
先日のRADEON X1900XTXのレビューでついに通常空冷の単体構成でも1万台が出るようになった3DMark05。ちょうどタイミングよく登場した新世代の3Dベンチマークはどんな尺度で性能を評価するのだろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.