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「小型で十分という人が増えたのは確実」――Mini-ITXの一般化がめざましい古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

メジャーメーカーからMini-ITXサイズのマザーやケースが一気に登場。もうマニアックなジャンルではない!?

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「どちらもこだわり抜いています。見分けがつかないほどに」――GTX 580とHD 6970のMSI“Lightning”が登場

左からMSI「N580GTX Lightning」と同「R6970 Lightning」

 グラフィックスカードで先週最も注目を集めていたのは、MSIの独自クーラー「Twin Frozr III」を採用した、オーバークロック仕様の「Lightning」シリーズだ。GeForce GTX 580搭載の「N580GTX Lightning」と、Radeon HD 6970搭載の「R6970 Lightning」が登場し、大型のパッケージを並べるショップがいくつか見られた。価格は順に7万円弱と4万5000円前後だ。

 N580GTX Lightningは、コアクロックを772MHzから832MHzに、メモリクロックを2004MHzから2100MHzに引き上げており、基板上部をTwin Frozr IIIで覆ったデザインとなっている。補助電源は標準の6+8ピン構成から8+8ピンとなっており、最大消費電力も標準の244ワットから260ワットに向上している。

 R6970 Lightningは、コアクロックを880MHzから940MHzを引き上げており、メモリクロックは5500MHz相当を保つ構成。補助電源はN580GTX Lightning同様に6+8ピンから8+8ピンとなっており、最大消費電力は250ワットから269ワットに上がってる。

 入荷したツートップ秋葉原本店は「各ブランドのシングルGPU最上位を使ったオーバークロックモデルということで、価格が標準仕様の2割程度高いですが、狙っている人は確実にいるかなと思いますね。すでにデュアルGPU構成のGeForce GTX 590やRadeon HD 6990が登場していますが、マルチGPUのパフォーマンスをフルに発揮できないゲームがまだ多いこともあり、“シングル最強”にこだわるユーザーは根強いですよ」と語る。

 ちなみに、独自クーラーを採用したオーバークロック仕様のカードのトレンドは徐々に変化しているようだ。某ショップは「Lightning人気はまだまだありますが、GALAXYの風神シリーズの評価も高まっているので、うかうかしているとMSIも危ないでしょう。外排気仕様の『IceQ』で一世を風びしながら現在は埋もれた感のあるHISのようにならなければいいですが……」と動向をシビアに見守っていた。

手前にある本体サイズのやや長いほうがR6970 Lightning。基板の色や仕上げに差がないので、店員さん曰く「マルチGPU構成のブリッジや出力端子を種類で見分けるのがコツ」とのこと(写真=左/中央)。どちらも8ピン×2基の構成。保証外ながら電圧調整スイッチを搭載しており、さらなるオーバークロックも可能な仕様になっている(写真=右)

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