日本HP、ビジネスノートPCに新シリーズ:ピークシフト機能に対応(2/2 ページ)
日本HPが法人向けノートPCの新製品を発表、既存モデルのアップグレードやラインアップの拡充がなされた。同日より順次販売を開始する。
「HP EliteBook p」「HP EliteBook w」シリーズは“Sandy Bridge”を搭載
ハイエンドクラスの「HP EliteBook p」シリーズは、モバイルノートPC型とタブレット型PCをバージョンアップした。CPUにSandy Bridge(開発コード名)こと第2世代Core iシリーズを採用するなど性能面の向上を図っている。
「HP EliteBook 2560p Notebook PC」は1366×768ドット表示の12.5型ワイド液晶ディスプレイ、デュアルポインティングデバイス(スティック+タッチパッド)を搭載。Core i3-2540M(2.6GHz/最大3.3GHz)、Intel QM67 Expressチップセット、2Gバイトメモリ(最大8Gバイト)、250GバイトHDD(7200rpm)、DVDスーパーマルチドライブ(非搭載も可能)を備え、32ビット版のWindows 7 Professionalをプリインストールする。
インタフェースは、1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、FAXモデム、ExpressCard/34カードスロット、SDメモリーカードスロット、ICカードリーダー、アナログRGB出力、DisplayPort出力、USB 2.0×2、eSATA/USB共用、IEEE1394a(4ピン)、音声入出力、720P HD対応のWebカメラ、指紋センサー、3セルバッテリーなどを装備する。
本体サイズは305.2(幅)×209(奥行き)×27.4(高さ/最薄部)ミリ、重量は約1.75キロだ。標準構成時の価格は17万8500円で、販売開始は7月中旬の予定。
「HP EliteBook 2760p Tablet PC」は1280×800ドット表示の12.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載するタブレット型PCだ。スペックは2560pとほぼ共通で、バッテリーが6セルであることと、インタフェースにDisplayPort出力とeSATAを搭載しないことが2560pとの主な相違点となる。
本体サイズは290(幅)×212(奥行き)×32.3(高さ/最薄部)ミリ、重量は約1.8キロだ。標準構成時の価格は17万8500円で、販売開始は7月上旬の予定。
モバイルワークステーションの「HP EliteBook w」シリーズは14型ワイド液晶の「HP EliteBook 8460w/CT Mobile Workstation」、15.6型ワイド液晶の「HP EliteBook 8560w/CT Mobile Workstation」、17.3型ワイド液晶の「HP EliteBook 8760w/CT Mobile Workstation」の3モデルを用意する。現行の機種に比べると、Sandy Bridge世代のCPUを採用し、GPUを強化するなど性能面が向上したことが特徴だ。
下位機の8460w/CTはバックライト付きキーボードを搭載し、液晶の解像度は1600×900ドットだ。CPUはCore i5-2540M(2.6GHz/最大3.3GHz)やCore i7-2720M(2.2GHz/最大3.3GHz)を、OSはWindows 7 Professional(32/64ビット)、HDDは250Gバイトや320Gバイト(SED対応)、500Mバイトに加え160GバイトのSSDを選択できる。光学ドライブはBlu-ray Discドライブ、DVDスーパーマルチ、DVD-ROMの選択肢に加え非搭載とすることも可能だ。GPUはFirePro M3900、チップセットはIntel QM67 Expressを採用する。
インタフェースは、1000BASE-Tの有線LAN、ExpressCard/54カードスロット、アナログRGB出力、HDMI出力、USB 3.0×2、USB 2.0×1、eSATA/USB共用、音声入出力、指紋センサー、TPM1.2セキュリティチップなどを装備。6セルバッテリー装着時の本体サイズは338(幅)×231.3(奥行き)×31.8(高さ/最薄部)ミリ、重量は約2.37キロ(光学ドライブ搭載時)だ。標準構成時の価格は14万1750円で、6月23日に発売する。
中位機の8560w/CTは基本スペックは8460w/CTとほぼ共通となる。主な相違点は、内蔵GPUの種類で、こちらはQuadro 1000Mか、同2000Mより選択できる。8セルバッテリー装着時の本体サイズは382(幅)×257.5(奥行き)×34.5(高さ/最薄部)ミリ、重量は約3.1キロ(光学ドライブ搭載時)だ。標準構成時の価格は16万8000円で、2011年7月上旬に発売予定となる。
最上位モデルの8760wはテンキー付きキーボードを搭載し、OSは64ビット版Windows 7 Professionalをプリインストールする。HDD容量は500Mバイト、チップセットはIntel QM67 Expressを搭載する。CPUはCore i5-2540M(2.6GHz/最大3.3GHz)やCore i7-2820M(2.3GHz/最大3.4GHz)、メモリは4G〜32Gバイト、GPUはQuadro 3000MやQuadro 4000M、光学ドライブはDVDスーパーマルチやBD対応ドライブを選択可能だ。
インタフェースは、1000BASE-Tの有線LAN、ExpressCard/54スロット、アナログRGB出力、HDMI出力、USB 3.0×2、USB 2.0×2、eSATA/USB共用、音声入出力、指紋センサー、TPM1.2セキュリティチップなどを装備。8セルバッテリー装着時の本体サイズは416.5(幅)×272.7(奥行き)×37.4(高さ/最薄部)ミリ、重量は約3.6キロ(光学ドライブ搭載時)だ。標準構成時の価格は21万8400円で、2011年7月中旬に発売予定となる。
また、夏の節電対策として、HP独自の電源管理ソフトウェア「HP Power Assistant 2.0」にピークシフト機能が追加される。電力消費が集中する日中の時間帯は、ACアダプタからの電源の供給を止めてバッテリーのみで駆動させるという機能で、設定により夜間に充電をするようになる。この機能は7月末以降より同社サポートサイトよりダウンロード提供する予定としている。
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