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横浜市、PCの省電力設定効果を測定――削減効果は約14%

横浜市と富士通は、PCの省電力効果を検証する測定実験の結果を発表した。

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 横浜市と富士通は8月8日、横浜市庁舎にて6月9日から22日にかけて実施されたPC電力量測定実験の結果を発表した。

 実験が行われたのは横浜市庁舎内のオフィス/事務用PCの36台で、「現状どおりの利用」と「省電力設定での利用」をおこなった場合の消費電量の測定をそれぞれ1週間ずつ行った。

 消費電力の計測には、富士通製のスマートコンセントを採用。実験結果では、デスクトップPCの場合は1台につき約20%(平均で13Wh)、ノートPCで約5%(1Wh)の消費電力削減を確認した。特にデスクトップPCのディスプレイによる効果が約33%(8.4Wh)と高くなっており、ディスプレイの輝度低下による消費電力の削減効果が高かったと推察している。

 今回の結果から、庁舎の事務用PC全体で省電力設定を行うことで推計約14%(年間約22万kWh)の削減が可能となる、としている。現状では庁内の約8割が省電力設定済みで、今後も省電力設定を推進していく予定だ。

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