「ネット対応リモコン」など独特の入力デバイスを多数展示――アルプス電気:CEATEC JAPAN 2011
CEATEC JAPAN 2011のアルプス電気ブースではリモコンとキーボードが一体となった入力デバイスをはじめ、最先端の入力デバイスやポインティングデバイスが多数展示されている。
CEATEC JAPAN 2011では、電子部品やデバイスの展示を集めたエリアがある。出展社の多くがタッチパネル関連のデバイスを展示するなか、電子部品メーカーのアルプス電気では“一風変わった”キーボードが参考出展されていた。
名前は「ネット対応リモコン」。見た目は普通のテレビリモコンだが、側面を開くと内側がタッチパッドつきのQWERTYキーボードとなっている。利用シーンはPCやタブレットのほか、テレビでインターネットを楽しむときなどを想定している。
キーボードの配列は、ファンクションやテンキーなどがない特殊な仕様で、キーの数は48個だ。主要キーのキーピッチは16.5ミリと、このサイズのキーボードにしては打ちやすい。厚さがリモコン時(折りたたみ時)が18.2ミリ、キーボード時(展開時)が9.3ミリと非常に薄く、「デザインの関係上厚みを持たせているだけで、キーボード単体の厚さは3ミリ程度」(説明員)という。接続方式はBluetoothで、2012年以降の販売を目指すという。
ネット対応リモコンの隣には、スライド操作型のポインティングデバイスの展示が行われている。大画面テレビやディスプレイを使ったインターネット閲覧を想定して作ったもので、本体の中央にポインティングデバイスを搭載したリモコンを展示していた。
説明員の方はこのデバイスの意義について「現在、世の中の大半のリモコンは十字キーを搭載しているが、十字キーではネットサーフィンが大変。GoogleTVなど、テレビを使ったインターネットサービスはいまひとつブレイクしていない印象だが、デバイスの使いづらさも理由の1つだったのではないか」と話していた。
アルプス電気ブースには、このほかにもタッチ式のキーボードや、ICカードの読み取りが可能なタッチパッドのような“気になる”デバイスが多数展示されている。
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