RSコンポーネンツ、超小型PC「Raspberry Pi」を出荷開始:きたか
名刺サイズの超小型PC「Raspberry Pi PCBA Type B」が世界に向けて飛び立ち始めた。日本にくるのはいつ?
Raspberry Piは、コンピュータ開発スキルの発展を促進するために設立されたRaspberry Pi Foundationが開発したLinuxベース(Fedora)の学習用PCボード。85.6(幅)×53.98(奥行き)×17(高さ)ミリの小型サイズながら、700MHzで動作するBroadcom製ARMベースCPU(BCM2835)を採用し、256Mバイトメモリを搭載する。データストレージはSDメモリーカードを利用する仕様だ。このほか、USB 2.0、Micro USB(給電用)、100BASE-TXの有線LAN、HDMI出力、コンポジットビデオ出力、ステレオミニの音声出力などを備える。
Raspberry Piを取り扱う英国アールエスコンポーネンツ本社が受け付けた購入希望登録者数は全世界で25万件を超えており、日本国内でも4000件を突破したという。すでに登録受け付け順に出荷を開始したとしているが、アールエスコンポーネンツによると、現在ヨーロッパが優先されている状況で、日本国内向けの出荷はまだ先になるようだ。
なお、国内向けの販売窓口としては、RSオンラインで購入希望登録を行い、出荷準備ができ次第、英国本社から発注方法を記載したメールが届く流れになる。価格は21.60ポンド(別途送料4.95ポンド)で、支払い方法はクレジットカード(Visa、MasterCard)、デビットカード、PayPalが利用可能。通貨は英国ポンド、米国ドル、ユーロのいずれかを選択できる。
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