アイ・オー、11ac Draft対応の無線LANルータ「WN-AC733GR」など3製品を発表
アイ・オー・データ機器は、最新の11ac技術に対応した無線機器を発表。無線LANルータ/無線LAN子機の計3製品をラインアップした。
アイ・オー・データ機器は4月3日、このほど国内解禁となった11ac技術に対応した無線LANルータ「WN-AC733GR」、およびUSB接続対応の無線LAN子機「WN-AC867U」「WN-AC433UK」を発表、4月中旬より順次出荷を開始する。価格はWN-AC733GRが1万600円、WN-AC867Uが7400円、WN-AC433UKが5300円。
WN-AC733GRは、従来の2.4GHz帯接続に加え、5GHz帯を用いる“11ac技術”に対応した無線LANルータで、IEEE802.11a/b/g/nおよびIEE802.11ac Draftの同時接続に対応。11ac Draft利用時の最大転送速度は規格値で433Mbps、同社実測時で約211Mbpsを実現している。
接続設定はWPSのほか、スマートフォンから簡単に利用できる「QRコネクト」にも対応。またスマートフォンから各種設定を行えるアプリ「Magical Finder」も利用可能だ。
有線接続はギガビット対応ポート5基(WAN側1基/LAN側4基)を備えた。本体サイズは約87(幅)×109(奥行き)×200(高さ)ミリ(スタンド含む)、重量は約250グラム(本体のみ)。
WN-AC867UおよびWN-AC433UKは、ともにUSB接続に対応した小型無線LAN子機で、IEEE802.11a/b/g/nおよび11ac Draft接続に対応した。WN-AC867UはUSB 3.0接続対応のスティック型モデルで、転送速度は理論値最大867Mbps。WN-AC433UKはUSB 2.0接続対応の小型モデルで、転送速度は理論値最大433Mbpsとなっている。
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