ビジネスPC「ThinkPad」新モデル一挙8シリーズ──“3K出力”対応のT、“着脱Wバッテリー仕様”のXなど:2013年PC秋冬モデル(2/2 ページ)
レノボ・ジャパンがビジネスPC「Think」シリーズの新モデルを投入。企業導入事例の多い12.5型ビジネスモバイル「X240」、上位構成で高解像度のプレミアムノート「T440p」、企業ニーズを意識したメインストリーム「L440」、そして新基軸の携帯できるサブディスプレイ「ThinkVision LT1423p」などを用意する。
持ち運べる“ワイヤレスセカンドディスプレイ”「ThinkVision LT1423pモバイルモニター」
ディスプレイ「ThinkVision」シリーズに、“持ち運べる”性能を持つ外付けディスプレイの新モデル「ThinkVision LT1423p モバイル・モニター」が加わる。
ThinkVision LT1423pは、13.3型で6.7ミリ厚(最薄部)、重量約817グラム(USBモデル)の薄型軽量ボディを特長とする「モバイル対応のセカンドディスプレイ」だ。屋内オフィスシーンの自席では別途液晶ディスプレイとともにマルチディスプレイ環境で効率よく作業する事例が増えているが、この使い勝手を会議室、あるいは外出先まで享受できるように──というテーマで開発された。
ラインアップはUSB 3.0接続の「USBモデル」、そしてWi-Fi接続の「ワイヤレスモデル」の2種類がある。ワイヤレスモデルはバッテリーを内蔵し、Wi-Fi電波の届く範囲で自由に持ち出せる特長がある。
ワイヤレスモデルは、2.4G/5GHz帯Wi-Fiを用いてワイヤレス接続を実現。ワイヤレスディスプレイ接続規格のIntel WiDiやMiracastとは基本的に互換性はないという。5GHz帯無線LAN対応のUSBドングルも付属する。最大4時間動作のバッテリーを内蔵する。
USBモデルは、USB 3.0接続で使用する「USBディスプレイ」として機能する。バッテリーをしない分、ワイヤレスモデルより薄型/軽量なボディを実現。PCとはUSB 3.0ケーブル1本で接続して使用できる(USBバスパワーで動作可能)。
ディスプレイ仕様は、1600×900ドット表示+10点マルチタッチ対応静電タッチパネル付きの13.3型AH-IPS液晶パネル+Corning Gorilla Grass、256段階筆圧仕様のデジタイザー+デジタイザーペンを搭載。本体サイズはUSBモデルが348(幅)×225(奥行き)×6.7〜12.7ミリ、重量は約770グラム、ワイヤレスモデルが348(幅)×225(奥行き)×12.7ミリ、重量は約1.1キロ。最大12度に傾斜する内蔵スタンド、および縦置き設置が行え、カバーも兼ねる専用スタンドキットが付属する。
このほか、アスペクト比21:9の超ワイドディスプレイ「ThinkVision LT2934z パノラマ・モニター」も投入する。29型のAH-IPS液晶パネルを採用し、解像度は2560×1080ドット。入力インタフェースをアナログRGB、デュアルリンクDVI-D、HDMI 1.4×1、DisplayPort 1.2(デイジーチェーンサポート)×1、MHLと豊富に搭載。ほかUSB 3.0×2(うち1つはパワーオフ充電対応)、USB 2.0×2も備える。
超ワイドの特性と豊富な入力端子を生かし、1画面に2台のPC画面を表示可能。さらにUSBキーボード/マウスを2台のPCで共有できる「PC切り替え器」の機能も内蔵する。
省スペースなビジネスデスクトップPC「ThinkCentre M73」
ビジネス向けのスタンダードデスクトップPC「ThinkCentre M73」シリーズは、第4世代のCoreプロセッサー・ファミリーを採用したPCシステムに一新。小型ボディのM73 Tiny、ベーシックサイズのM73 Small、拡張ニーズを想定したM73 Mini Towerの3バリエーションを用意する。
M73 Tinyは、2013年7月に発表した「ThinkCentre M93p Tiny」と同じく、手のひらサイズでディスプレイ背面へ設置できる超省スペースのボディを採用する。OS、HDD/SSD/SSHD(NANDフラッシュ内蔵HDD)のストレージなどを選択できるカスタマイズメニュー、802.11a/b/g/n/ac対応無線LANのほか、外付け光学ドライブ、外付けバッテリーなどの拡張オプションも用意する。
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