最上位機を大画面化し、全モデルに11acを装備した液晶一体型――「dynabook REGZA PC」:2014年PC春モデル
テレビ機能付き液晶一体型デスクトップPCの「dynabook REGZA PC」シリーズは、最上位モデルの画面を大型化し、下位モデルにも802.11acの高速無線LANを装備。テレビなしのCore i7搭載モデルも追加した。
- 東芝 2014年春モデルまとめはこちら→スタンダードモデルもフルHD+11ac化を推進、8型タブから23型AIOまで――東芝「dynabook」新モデル
東芝は2月12日、個人向け液晶一体型デスクトップPCの2014年春モデルを発表した。ラインアップは、テレビ機能搭載の「dynabook REGZA PC」シリーズに、タッチ対応で23型の上位モデル「dynabook REGZA PC D834」、タッチ非対応で21.5型の下位モデル「dynabook REGZA PC D714」および「dynabook REGZA PC D713」を用意するほか、テレビなしの上位モデル「dynabook D614」と下位モデル「dynabook D513」を擁する。
いずれも64ビット版Windows 8.1とOffice Home and Business 2013を搭載し、2014年2月21日から順次発売する予定だ(D713/T3Lのみ2月28日発売)。価格はオープン、実売価格はD834(D834/T9L)が24万円前後、D714(D714/T7L)が21万円前後、D713(D713/T3L)が15万円前後、D614(D614/54L)が19万円前後、D513(D513/32L)が14万円前後の見込み。それぞれリュクスホワイト(モデル名末尾:W)とプレシャスブラック(同:B)の2色から選べる。
最上位モデルを23型に大画面化、下位モデルの無線LANを11acに高速化
dynabook REGZA PCシリーズは、従来の2013年秋冬モデルと比較して、上位モデル(D834/T9L)の液晶ディスプレイを21.5型から23型に大型化し、拡張性に配慮して8Gバイトメモリの構成を4Gバイト×2から8Gバイト×1(空きスロット×1)に変更(D713/T3Lを除く)、下位2モデルの無線LANを高速なIEEE802.11acとした。
上位モデルのD834/T9Lは、タッチパネル付きで1920×1080ドット表示の23型ワイド液晶、4コア/8スレッド対応のCore i7-4700MQ(2.4GHz/最大3.4GHz)、Intel HM86 Expressチップセット、CPU内蔵グラフィックスのIntel HD Graphics 4600、8Gバイトメモリ、3TバイトHDD、Blu-ray Discドライブを搭載する。
また、今スグTV+3波ダブルチューナー、harman/kardonステレオスピーカー、IEEE802.11a/b/g/n/acの無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 4.0、HDMI入力、4K対応のHDMI出力、USB 3.0×4、USB 2.0×2、約92万画素のWebカメラ、Photoshop Elements 11なども備えている。本体サイズは約552(幅)×170(奥行き)×391(高さ)ミリ、重量は約9.5キロだ。ワイヤレスの抗菌タイルキーボードとレーザーマウス、リモコンが付属する。
下位モデルのD714/T7LとD713/T3Lは、いずれもタッチパネル非搭載で1920×1080ドット表示の21.5型ワイド液晶と、オンキヨー製ステレオスピーカーを装備する。D714/T7Lは、主な基本スペックを上位のD834/T9Lと共通化している一方、今スグTV、HDMI出力端子、Photoshop Elements 11を省いた構成だ。
エントリークラスのD713/T3Lは、Celeron 1005M(1.9GHz)、Intel HM76 Expressチップセット、Intel HD Graphics、4Gバイト(4Gバイト×1)メモリ、2TバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブ、シングルテレビチューナーにスペックを抑えている。
いずれも本体サイズは516(幅)×170(奥行き)×365(高さ)ミリ(本体最小傾斜時)、重量は約7.0キロだ。
テレビなしでハイスペックのモデルも用意
テレビなしの液晶一体型PCは、ハイスペックな上位モデルのD614/54Lを追加。タッチパネル非搭載で1920×1080ドット表示の21.5型ワイド液晶、Core i7-4700MQ(2.4GHz/最大3.4GHz)、Intel HM86 Expressチップセット、Intel HD Graphics 4600、8Gバイト(8Gバイト×1)メモリ、2TバイトHDD、Blu-ray Discドライブを備えている。
下位モデルのD513/32Lは、Celeron 1005M(1.9GHz)、Intel HM76 Expressチップセット、Intel HD Graphics、4Gバイト(4Gバイト×1)メモリ、1TバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブといった構成だ。
2モデルともテレビ機能を除くインタフェースや本体サイズは、D714/T7LおよびD713/T3Lと共通化されており、IEEE802.11acの高速無線LANを装備する。
- 東芝 2014年春モデルまとめはこちら→スタンダードモデルもフルHD+11ac化を推進、8型タブから23型AIOまで――東芝「dynabook」新モデル
dynabook REGZA PCシリーズ(デスクトップ)店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
dynabook REGZA PC D834 | D834/T9L(2色) | 液晶一体型 | 23型サイズを採用 | Core i7-4700MQ (2.4GHz / 最大3.4GHz) | 8GB (DDR3L) | 3TB HDD | 64ビット版 Windows 8.1 | 24万円前後 |
dynabook REGZA PC D714 | D714/T7L(2色) | 液晶一体型 | 802.11ac無線LAN | Core i7-4700MQ (2.4GHz / 最大3.4GHz) | 8GB (DDR3L) | 3TB HDD | 64ビット版 Windows 8.1 | 21万円前後 |
dynabook REGZA PC D713 | D713/T3L(2色) | 液晶一体型 | 802.11ac無線LAN | Celeron 1005M (1.9GHz) | 4GB (DDR3L) | 2TB HDD | 64ビット版 Windows 8.1 | 15万円前後 |
dynabook D614 | D614/54L(2色) | 液晶一体型 | Core i7モデルを新設、802.11ac無線LAN | Core i7-4700MQ (2.4GHz / 最大3.4GHz) | 8GB (DDR3L) | 2TB HDD | 64ビット版 Windows 8.1 | 19万円前後 |
dynabook D513 | D513/32L(2色) | 液晶一体型 | 802.11ac無線LAN | Celeron 1005M (1.9GHz) | 4GB (DDR3L) | 1TB HDD | 64ビット版 Windows 8.1 | 14万円前後 |
dynabook REGZA PCシリーズ(デスクトップ)店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | オフィス / 付属ソフト | 光学ドライブ | GPU | TV | 通信機能 |
dynabook REGZA PC D834 | D834/T9L(2色) | 23型ワイド (タッチパネル / IPS) | 1920×1080 | Office Home and Business 2013 / Adobe Photoshop Elements 12 | BDXL対応Blu-ray Disc | CPU統合 (HD 4600) | 3波Wデジ + 3波今スグTV | 802.11a/b/g/n/ac 無線LAN |
dynabook REGZA PC D714 | D714/T7L(2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080 | Office Home and Business 2013 | BDXL対応Blu-ray Disc | CPU統合 (HD 4600) | 3波Wデジ | 802.11a/b/g/n/ac 無線LAN |
dynabook REGZA PC D713 | D713/T3L(2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080 | Office Home and Business 2013 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 (HD) | 3波デジ | 802.11a/b/g/n/ac 無線LAN |
dynabook D614 | D614/54L(2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080 | Office Home and Business 2013 | BDXL対応Blu-ray Disc | CPU統合 (HD 4600) | ─ | 802.11a/b/g/n/ac 無線LAN |
dynabook D513 | D513/32L(2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080 | Office Home and Business 2013 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 (HD) | ─ | 802.11a/b/g/n/ac 無線LAN |
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
関連記事
- Toshiba Direct Channel
Webモデルなら、256GバイトSSDやハイスペック構成も選択可能 dynabookをカスタマイズオーダーしたいなら、Web直販サイト「東芝ダイレクト」をチェック! - 特集:2014年PC&タブレット春モデル
注目モデル続々登場 超高精細ノート、変形スタイル、軽量タブレット、新生活、XPサポート終了、消費増税……Windows 8.1の新PC&新タブレットは今が買い時! - 2014年PC春モデル:スタンダードモデルもフルHD+11ac化を推進、8型タブから23型AIOまで――東芝「dynabook」新モデル
東芝dynabookシリーズの2014年春モデルが登場。XP乗り換え+消費増税対策を含む新生活導入を想定した8シリーズ全24モデルの新機種に加え、8型タブレット、高精細液晶搭載モバイルなどを用意する。 - 2014年PC春モデル:フルHDモデルを拡充した15.6型スタンダードノートPC――「dynabook T654/T554」
東芝の15.6型スタンダードノートPCとしてラインアップされる「dynabook T654」と「同T554」は、液晶ディスプレイのフルHD化や11ac対応無線LANがトピックだ。 - 11.6型サイズのタッチ対応エントリーノート――「dynabook N514」
タッチ対応の11.6型ノートPC「dynabook N514」は実売9万円台で購入できる手頃な価格帯に投入されるエントリーモデルだ。 - 最新PC速攻レビュー:「dynabook KIRA V634/28KS」――“絶妙なバランス”の高画質モバイルノートを徹底検証
東芝の「dynabook KIRA」は、高画質にこだわった薄型軽量モバイルノートPCだ。新モデルは第4世代Core Uシリーズの搭載とともに、ラインアップを拡充してきた。新たに登場したタッチパネル非搭載の超高解像度モデルをレビューしよう。 - 注目PCレビュー:「dynabook Qosmio T974」──フツーでは味わえない17.3型大画面、“赤”がきらめく直販限定高性能モデル
東芝「dynabook」シリーズには直販サイト限定のハイスペックモデルがある。17.3型の大型ディスプレイを採用した「dynabook Qosmio T974/94K」で体感できるハイスペックな実力はいかに。Core i7+外部GPU仕様の評価機でチェックする。 - dynabook KIRAの進化がデジタルフォトにもたらすもの
これまでに数え切れないほどのPC製品を撮影し、モノ選びに強いこだわりを持つカメラマンの矢野渉氏。そんな同氏の審美眼にかなったモバイルノートPC「dynabook KIRA」がこの冬、モデルチェンジを行った。新しいKIRAは、撮影のよきパートナーになれるか。 - 最新タブレット速攻レビュー:「dynabook Tab VT484」──「映像/テレビ系機能」に優れる8型Windows 8.1タブレット
Bay Trail-T世代のCPU+8型クラスの小型ボディを採用する「Windows 8.1タブレット」が人気だ。スペックはおおむね横並びだが、東芝「dynabook Tab VT484」はどの点がポイントになるだろうか。 - Webなら個人もWin 7+「R634」買えます!:東芝ダイレクトWebオリジナルモデルに、1.2キロ台/22時間動作「dynabook R634」など3シリーズ
東芝の直販サイトで、22時間動作の薄型軽量モバイル「dynabook R634」など個人向け店頭モデルにはラインアップされないシリーズの販売が始まった。購入先着50名に5000円ギフトカードがもらえるキャンペーンも実施。 - 2013年PC秋冬モデル:Haswell化した超高解像度“KIRA”、注目の軽量Windowsタブレットなど――東芝「dynabook」新モデル第2弾
東芝dynabookシリーズの2013年秋冬モデル第2弾が登場。超高解像度Ultrabook「dynabook KIRA」、低価格タッチノート、新型の薄軽Windows 8.1タブレットなど、モバイル/タブレットカテゴリの新モデルがラインアップに加わる。 - 2013年PC秋冬モデル:タッチ+「4K出力対応」を拡充、もちろんWindows 8.1搭載に――東芝「dynabook」新モデル(第1弾)
東芝dynabookシリーズの2013年秋冬モデルが登場。液晶一体型デスクトップ「dynabook REGZA PC」、スタンダードノート「dynabook T」のWindows 8.1搭載新モデルをラインアップした。 - 13.3型“2560×1440”タッチ液晶でUltrabookの最高峰へ――「dynabook KIRA V832」徹底検証
2560×1440ドット、10点タッチ対応、広視野角パネル、色調整済み……「dynabook KIRA V832」はUltrabookとしてはぜいたくなディスプレイを搭載する13.3型Ultrabookだ。美麗なデザイン、迫力あるサウンドも備え、個人向けとしては隙のないスペックを誇る。これが東芝の本気だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.