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AMD、HSA対応の第2世代「AMD Embedded R」シリーズ発表従来モデルから3D性能5割増し

組み込み市場に注力するAMDが、そのハイエンドラインアップとして“BAID EAGLE”を投入する。

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28ナノプロセスルールを採用。HSAに対応

 AMDは5月19日、開発コード名“BAID EAGLE”と呼んでいた「AMD Embedded R」シリーズの新モデルとして、クアッドコア/デュアルコアCPUを発表した。今回登場するのは、グラフィックスコアを統合したAPUの「RX-427BB」「RX-425BB」「RX-225FB」とグラフィックスコアを持たない「RX-427NB」「RX-219NB」だ。

 それぞれのコア数やStreamユニット数、動作クロック、TDP、サポートするメモリは以下の通りだ。

モデルナンバー CPUコア数 Streamコア数 TDP CPU動作クロック Max Boostクロック GPUクロック GPU Max Boostクロック メモリ規格
RX-427BB 4コア 8コア 35ワット 2.7GHz 3.6GHz 600MHz 686MHz DDR3-2133
RX-425BB 4コア 6コア 35ワット 2.5GHz 3.4GHz 576MHz 654MHz DDR3-1866
RX-225FB 2コア 3コア 35ワット 2.2GHz 3GHz 494MHz 533MHz DDR3-1600
RX-427NB 4コア なし 35ワット 2.7GHz 3.6GHz なし なし 未定
RX-219NB 2コア なし 17ワット 2.2GHz 3GHz なし なし DDR3-1600

 動作クロックは2.2GHz〜2.7GHz(ブースト時3GHz〜3.6GHz)、TDPは17〜35ワット。28ナノメートルプロセスルールを導入し、AMDの組み込み型プロセッサとしては初めてHSAに対応した。統合するグラフィックスコアはGCNを採用する。

 インテルの競合するプロセッサと比べて3Dグラフィックス性能は44%、AMDの従来モデルと比べても55%それぞれ向上した。また、CPUの処理能力も、インテルの競合するプロセッサと比べて46%、AMDの従来モデルと比べて66%の向上したとAMDは主張している。

2014年に登場する組み込み型プロセッサにおいて、今回登場したRシリーズはハイエンドのラインアップを構成する(写真=左)。3D性能は従来モデルの6割増し。9台の独立したマルチディスプレイ構成も可能だ(写真=右)

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AMD | CPU | Embedded | 組み込み | APU


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