タフでなければ仕事はできない――米軍調達基準の14型Ultrabook「HP EliteBook 1040 G1」:仕事にもUltrabookを(2/2 ページ)
アルミボディの薄いデザインが目を引くUltrabookでありながら、米軍調達基準をクリアする堅牢性を確保した“お仕事マシン”、それが「HP EliteBook 1040 G1」だ。
ビジネス用途に十分なパフォーマンス
それでは最後にベンチマークテストの結果を見ていこう。評価機の基本システムは、CPUがCore i7-4600U(2.1GHz/最大3.3GHz)、4Gバイトメモリ(DDR3L SDRAM)、256GバイトSSD(M.2)で、グラフィックスはCPU内蔵のHD graphics 4400を利用する仕様だ。OSは64ビット版Windows 7 Professional(Windows 8.1 Proダウングレード権適用)となっている。
Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアを見ると、CPUが7.1と高く、SSDを採用するためストレージスコアも7.9をマークしている。CrystalDiskMarkのスコアは、シーケンシャルリードが455Mバイト/秒、シーケンシャルライトが312Mバイト/秒と、最新のSSDに比べて特別高速というわけではないが、十分な速さだ。ちなみに、SSDのフォームファクターはM.2だが、内部的にはSATA 3.0接続になっている。評価機にはSANDISK製の「SD6SN1M-256GB」が搭載されていた。
CINEBENCHの結果も、R11.5のCPUスコアが2.78(pts)、R15のCPUは260(cb)と、Ultrabookとしては高い性能を示し、オフィスワークに十分な処理性能を備えていることが分かる。PCMark 7の結果も、SSDを採用することから、総合スコアで4412と高い値にまとまっている。なお、試しにFINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編を実行してみたが、こちらは標準品質(ノートPC)で2593(やや快適)という結果で、ゲーム用途にはやや厳しい。
以上、日本HPのビジネス向け14型Ultrabook「HP EliteBook 1040 G1」を見てきた。評価機のLTEモデルは、HP Directplus価格で18万5000円と、一般的ななUltrabookに比べてやや高価な印象はあるものの、非常に堅牢なボディやセキュリティ機能、いつでもどこでも使えるモビリティの高さは魅力的だ。仕事で使うマシンに妥協はしたくない、そう考えるユーザーにうってつけの1台といえる。
なお、 CPUがCore i5-4200Uに、SSDの容量は128Gバイトになるが、LTEを内蔵しないモデルなら10万6000円から購入できる。EliteBookブランドが持つ信頼性という点では共通なので、スマホのテザリング機能を常用しているユーザーならこちらを検討するのも手だ。
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