検索
ニュース

“Broadwell”全面採用で処理能力とバッテリー駆動時間が改善──「ThinkPad X/T/W/L」シリーズ2015年PC春モデル

“伝統的正統派”ThinkPad各シリーズは、多くのモデルで従来のフォルムを継承しつつ、第5世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用して性能を向上させた。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 レノボ・ジャパンは、2月10日にThinkPadのXシリーズ、Tシリーズ、Lシリーズ、Wシリーズのそれぞれで、新モデルを発表した。登場するのは、「ThinkPad X250」「ThinkPad T550」「ThinkPad T450」「ThinkPad T450s」「ThinkPad W550s」「ThinkPad W451」「ThinkPad L450」で、出荷はすべて2月11日から開始する。税込み価格は、ThinkPad X250が11万7720円から、ThinkPad T550が13万3920円から、ThinkPad T450が12万3120円から、ThinkPad T450sが14万1480円から、ThinkPad W550sが21万6000円から、ThinkPad L450が8万3700円からとなる(ThinkPad W451は未定)。

ThinkPad X250

ThinkPad X250

 ThinkPad X250は、12.5型ディスプレイを搭載するモデルで、ThinkPad X240の後継モデルだ。ディスプレイの解像度は1366×768ピクセル、または、1920×1080ピクセルから選択できるほか、液晶駆動方式ではTNかIPS、そして、タッチパネルのありなしも選べる。

 CPUは、第5世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用する。システムメモリは最大で8Gバイト。データストレージでは、容量128Gバイト、180Gバイト、240Gバイト、256Gバイト、320Gバイト、512GバイトのSSD(128Gバイト以外はOPAL 2.0対応)、容量500GバイトのHDDに8Gバイトのキャッシュを組み合わせたSSHD、そして、最大で容量1TバイトのHDDの各構成を用意する。

 本体搭載インタフェースでは、2基のUSB 3.0、有線LAN、4in1メディアカードスロット、ヘッドセット端子、Mini DisplayPort、アナログRGBを備える。本体のサイズは305.5(幅)×208.5(奥行き)×20.3(厚さ)ミリで、重さは約1.4キロ。この状態でバッテリー駆動時間は約17時間(JEITA 1.0)、または、約11時間(JEITA 2.0)だ。

 なお、ThinkPad X240sの後継モデルは登場しない。

ThinkPad T550/T450s/T450

 ThinkPadシリーズで「ハイパフォーマンススリムノートPC」という位置づけにある「ThinkPad T550」「ThinkPad T450s」「ThinkPad 450」は、いずれもCPUを第5世代Coreプロセッサー・ファミリーに強化した。これに伴い、バッテリー駆動時間も改善している。ボンディングデバイスでは、従来モデルでタッチパッドと一体になっていたクリックボタンを左、右、中央を独立して配置した。なお、本体搭載インタフェースでは、従来モデルで4基あったUSBを3基に減らしている。OSは64ビット版 Windows 8.1 または、64ビット版 Windows 8.1 Proを導入する。

ThinkPad T550

 ThinkPad T550は、ディスプレイサイズが15.6型で、解像度は、1366×768ピクセル、1600×900ピクセル、または、サイズが15.5型で解像度が2880×1620ピクセルから選べる。15.5型ディスプレイでは、タッチパネルのありなしも選択可能だ。システムメモリは最大16Gバイトで、データストレージは容量128Gバイト、180Gバイト、240Gバイト、256Gバイト、320Gバイト、512GバイトのSSD(128Gバイト以外はOPAL 2.0対応)、容量500GバイトのHDDに8Gバイトのキャッシュを組み合わせたSSHD、そして、最大で容量1TバイトのHDDの各構成を用意する。

 本体サイズは、380(幅)×252(奥行き)×22.4(厚さ)ミリで、重さは約2.3キロ。この状態でバッテリー駆動時間は約29時間(JEITA 1.0)、または、約15時間(JEITA 2.0)だ。本体搭載インタフェースは、3基のUSB 3.0に有線LAN、4in1メディアカードスロット、ヘッドセット端子、Mini DisplayPort、アナログRGBを備える。なお、光学ドライブは内蔵しない。

ThinkPad T450s

ThinkPad T450

 ThinkPad T450sとThinkPad T450は、14型ディスプレイを搭載するモデルだ。解像度はThinkPad T450sが1600×900ピクセル、1920×1080ピクセル(タッチパネルの有無を選択可能)、ThinkPad T450が1366×768ピクセル、1600×900ピクセル(タッチパネルの有無を選択可能)を用意する。ともにシステムメモリは最大16Gバイト、データストレージは、容量128Gバイト、180Gバイト、240Gバイト、256Gバイト、320Gバイト、512GバイトのSSD(128Gバイト以外はOPAL 2.0対応)、容量500GバイトのHDDに8Gバイトのキャッシュを組み合わせたSSHD、そして、最大で容量1TバイトのHDDの各構成を用意する。

 本体サイズと重さはThinkPad T450sが331(幅)×226(奥行き)×20.65(厚さ)ミリで約1.6キロ。ThinkPad T450が380(幅)×252(奥行き)×22.4(厚さ)ミリで約2.3キロ。この状態でバッテリー駆動時間は、ThinkPad T450sが約16時間(JEITA 1.0)、または、約10時間(JEITA 2.0)。ThinkPad T450が約16.5時間(JEITA 1.0)、または、約10時間(JEITA 2.0)。

ThinkPad W550s/W541

ThinkPad W550s

 ThinkPad W550sは、15.6型ディスプレイを搭載するモバイルワークステーションだ。CPUに第5世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載するほか、グラフィックスコアはNVIDIAのQuadroシリーズ「K620M」(グラフィックスメモリ2Gバイト)を実装する。ディスプレイ解像度は、1920×1080ピクセル、または、2880×1620ピクセルを選択できる。2880×1620ピクセルモデルでは、タッチパネルのありなしも選べる。

 システムメモリは最大で16Gバイトを確保し、データストレージは、容量128Gバイト、180Gバイト、240Gバイト、256Gバイト、320Gバイト、512GバイトのSSD(128Gバイト以外はOPAL 2.0対応)、容量500GバイトのHDDに8Gバイトのキャッシュを組み合わせたSSHD、そして、最大で容量1TバイトのHDDの各構成を用意する。

 本体搭載インタフェースは3基のUSB 3.0、有線LAN、Mini DisplayPort、アナログRGB、4in1メディアカードスロット、ヘッドセット端子を備える。本体サイズは380(幅)×252(奥行き)×22.4(厚さ)ミリで、重さは約2.3キロ。この状態でバッテリー駆動時間は約24時間(JEITA 1.0)、または、約15時間(JEITA 2.0)。

 ThinkPad W541も15.6型ディスプレイ搭載のモバイルワークステーションだ。ただし、CPUは第4世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用し、グラフィクスコアはQuadro K1100M、または、K2100Mを実装する。

ThinkPad L450

ThinkPad L450

 「ThinkPad L450」は、14型ディスプレイ搭載のコストパフォーマンスを重視したモデルだ。CPUを第5世代Coreプロセッサー・ファミリーに強化したほか、本体の重さが従来の2.1キロから1.9キロに軽くなった。ディスプレイの解像度は、1366×768ピクセル、または、1600×900ピクセルを選べる。

 システムメモリは最大16Gバイトで、データストレージは容量128Gバイト、180Gバイト、240Gバイト、256Gバイト、320Gバイト、512GバイトのSSD(128Gバイト以外はOPAL 2.0対応)、容量500GバイトのHDDに8Gバイトのキャッシュを組み合わせたSSHD、そして、最大で容量1TバイトのHDDの各構成を用意する。

 本体搭載インタフェースは3基のUSB 3.0、有線LAN、Mini DisplayPort、アナログRGB、4in1メディアカードスロット、ヘッドセット端子を備える。本体サイズは380(幅)×252(奥行き)×22.4(厚さ)ミリで、重さは約2.3キロ。この状態でバッテリー駆動時間は約17時間(JEITA 1.0)、または、約12時間(JEITA 2.0)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る