ニュース
アビー、光造形方式採用3Dプリンタ「SCOOVO MA」に中小企業向けモデル2製品を追加
アビーは、企業向けとなる光造形方式採用3Dプリンタ「SCOOVO MA」シリーズの新モデル「MA20」「MA25」の2製品を発表。少量の液体樹脂でのオブジェクト作成が可能な低ランニングコスト設計となっている。
アビーは2月10日、企業向けとなる光造形方式採用3Dプリンタ「SCOOVO MA」シリーズの新モデル「SCOOVO MA20」「SCOOVO MA25」の2製品を発表、本日より販売を開始した。ともに筐体カラーバリエーションはシルバー、ブラック、グレーの3タイプを用意。価格はMA20が248万円、MA25が278万円だ(税別)。
2製品はともに、光造形方式を採用する高性能3Dプリンタで、素材としてアクリルとゴムライク樹脂の2種類を利用可能だ。光源としてレーザー+LEDのハイブリッド光源を採用し、水銀ランプ採用型モデルの約10倍となる光源寿命約2万時間を実現している。また少量の液体樹脂でのオブジェクト作成が可能となっているのも特徴。小さな造形物の場合は、300cc程度の液体樹脂でオブジェクトの製作を行える。
MA25は、大型オブジェクトを作成可能なモデルで、最大140(幅)×80(奥行き)×170(高さ)ミリの造形が可能だ。MA20は高精度造形に対応したモデルで、最小積層ピッチは25ミクロン(0.025ミリ)と、上位モデルのMA30に匹敵する積層性能を実現した。
関連記事
- 精巧な3Dプリントをより安く:アビーが安価な“本格”光造形3Dプリンタを投入
アビーは3Dプリンタの新機種3モデルを発表。従来と同じ熱溶解積層方式を採用する「SCOOVO X9H」に加え、同社初の光造形モデル「SCOOVO MA30」と「SCOOVO MA10」をラインアップした。 - アビー、省スペース設計の3Dプリンタ「SCOOVO X4」
アビーとオープンキューブは、“SCOOVO”ブランド製3Dプリンタ事業の統合を発表。合わせて省スペース設計の新モデル「SCOOVO X4」の販売を開始する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.