Qualcomm、高機能なミッドレンジ向け「Snapdragon 620/618/425/415」を発表
QualcommのSnapdragon 620と618は、これまで800シリーズでのみ提供していた4K動画の録画/再生、デュアルISPをサポートし、新モデムを搭載するミッドレンジ向けモバイルSoCだ。
米Qualcommは2月18日(現地時間)、ミッドレンジのモバイル製品向けプロセッサ、「Snapdragon 600」シリーズとローエンドの「Snapdragon 400」シリーズの新製品、Snapdragon 620、618、425、415を発表した。
Snapdragon 620および618は、64bit ARM A-72(1.8GHz)とA53(1.2GHz)を採用し、新しいマルチモードLTEモデム「X8 LTE」を搭載する。X8 LTEの通信速度はCat 7で、LTE TDD/LTE/WCDMA/CDMA1x/EV-DO/TD-SCDMA/GSM/EDGEをサポートする。GPUは“次世代”Adrenoとなっており、これまでハイエンドのSnapdragon 800シリーズでのみ対応してきた4K動画の録画/再生、デュアルISPカメラなどをサポートする。メモリ/ストレージは800シリーズより低い「LPDDR3(933MHz)」をサポートする。620と618の違いは620のARM A-72が4コアのところ、618が2コアであることのみだ。
Snapdragon 425および415は、CPUにA53を8コア採用し、GPUはAdreno 405。モデムは425はX8 LTEで、415はこれも新しい「X5 LTE」。X5 LTEの通信速度はCat 4。4K動画はサポートしないが、フルHD動画の録画/再生、デュアルISPなどをサポートする。
Snapdragon 415は2015年上半期に、残りの3製品は同年下半期に発売されるスマートフォンに搭載される見込みだ。
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