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大日本印刷、より鮮やかな表示が可能になる液晶パネル用高輝度ブルーレジストを開発
大日本印刷は、液晶用カラーフィルターとなる高輝度ブルーレジストの開発を発表。パネル全体の色再現性と輝度を高めることが可能となる、としている。
大日本印刷は4月3日、液晶カラーフィルター用となる染料系カラーレジストの開発を発表した。
今回発表された技術は、従来用いられてきたブルーの顔料系カラーレジストにかわるもので、染料系ながらカラーフィルター製造プロセスに耐える高耐熱性のレジストを実現。従来のカラーフィルター製造プロセスを変えることなく使用することが可能となっている。
透過度は、顔料系のブルーカラーレジストと比較して約17%向上。カラーレジスタの中で相対的に輝度の低いブルーの透過率を改善することにより、パネル全体の色再現性向上と輝度の向上を行うことが可能となる、としている。
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