WDとアイ・オーで外付けHDD市場シェアトップを目指す:バッファローを追撃
WDとアイ・オー・データ機器がWD製外付けHDDの国内販売代理店契約を締結。「My Book」シリーズや「My Passport」シリーズを国内に供給する。
米Western Digital傘下のWDとアイ・オー・データ機器は4月15日、WD製外付けHDDの国内販売代理店契約を締結したと発表した。
米国やヨーロッパをはじめ、ワールドワイドのコンシューマー向け外付けストレージ市場をリードするWDと、国内市場で強い存在感を持つアイ・オー・データ機器が協業することにより、多様化するストレージへのニーズを広範囲にカバーし、ユーザー一人当たりの利用機会を増やすことで国内ストレージ市場を拡大するのが狙い。
国内における外付けHDD市場は、ここ3年ほどほぼ横ばいという状況。同市場の販売金額シェアを見ると、バッファローが41%とトップに立ち、次いでアイ・オー・データ機器が27%と続いている。一方、海外で影響力を持つWDの日本におけるシェアはわずか4%にとどまっている。
同日開かれた共同記者会見では、ウエスタンデジタルジャパン代表取締役社長の金森氏と、米WDのExecutive Vice Presidentであるジム・ウェルシ(Jim Welsh)氏、アイ・オー・データ機器代表取締役社長の細野氏が登壇し、両社の取り組みや新たなパートナーシップによるメリットを解説。今後両社は、家電量販店などアイ・オー・データ機器がにぎる幅広い販売チャンネルを活用することで、WDとIO合わせてバッファローを抜き、シェア1位を目指す構えだ。
今回の販売代理店契約により、アイ・オー・データ機器は、WDの「My Book」シリーズや「My Passport」シリーズの取り扱いを順次開始。当面は外付けHDDに限定されるが、今後はWD製NASなども供給していく。
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