ソニーのVR HMD「Project Morpheus」はゲーム空間を最高4人で共有可能:E3 2015
ソニー・コンピュータエンタテインメントが来年上半期に発売する予定のVRヘッドマウントディスプレイ「Project Morpheus」について、現在複数のゲームが開発されていることや、同じ仮想空間を4人で共有できることなどを発表した。
ソニー・コンピュータエンタテインメントは6月15日(現地時間)、E3 2015の「Play Station 4」(PS4)に関する発表イベントで、仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Project Morpheus」の進捗に触れた。
同社のアンドリュー・ハウスCEOは、「Project MorpheusはPS4向けに開発されているため、ゲーム開発者は既存のゲームをMorpheus向けに最適化しやすい」と語り、会場のスクリーンには「The DEEP」をはじめとする既に対応中の複数のゲームシーンが投影された。
同氏は、「多くのゲームは本質的に個人的な体験だが、Morpheusは友人と一緒にプレイする体験を提供できる最高のプラットフォームだ」と語り、最高4人までのプレイヤーが同じ仮想空間を共有できると説明した。
E3の参加者は、会場でMorpheusを体験できる。
約2時間のイベントで、Morpheusの紹介にはわずか数分しか割かれず、具体的な発売時期や価格についての発表はなかった。同社は3月に、製品版を2016年上半期に発売すると発表しており、イベントでもそれを繰り返した。
米Wiredはこのイベントの前日、Morpheusの価格は“数百ドル”で、30本以上のゲームが現在開発されており、そのうちの何本かは発売段階でプレイできると報じた。
この発表イベントの録画はこちらで視聴できる。Morpheusについての発表は、1時間9分目くらいから。
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