米HP、Type-C USB搭載の8型“2048×1536”「HP Pro Tablet 608 G1」発表:Windows 10にも当然対応
オプションで携帯キーボードも用意。4Gデータ通信にも対応するビジネス向けタブレットが7月に登場。8月にはWindows 10導入モデルも出荷する。
ビジネス利用を重視した“HPらしい”タブレット
米Hewlett-Packard(HP)は6月18日(現地時間)、Windows 10導入に対応する8型ディスプレイ搭載タブレット「HP Pro Tablet 608 G1」を発表した。出荷はWindows 8.1 Proを導入した状態で7月初めに開始する。価格は479ドルの見込みだ。なお、Windows 10導入モデルは8月から出荷するとしている。
本体インタフェースに、Type-C USBをHPのタブレットでは初めて搭載して、高速データ転送や高速充電に対応する。8型ディスプレイの解像度は2048×1536ピクセルで、アスペクト比は4:3となる。HPは、16:9のディスプレイと比べて表示エリアは35%増えて、ビジネス利用に適していると説明する。また、ディスプレイ表面を第4世代Gorilla Glassで保護したうえで、12万時間の耐久テストをクリアする耐久性も確保している。
システム構成は、CPUがクアッドコアのAtom Z8500(1.44GHz/最大2.24GHz、4コア4スレッド、SDP 2ワット)で、システムメモリが4Gバイト、データストレージは128GバイトのeMMCを用意する。無線接続では、2.4GHz帯と5GHz帯のIEEE802.11b/g/n/ac準拠の無線LANのほかに、3Gと4Gのデータ通信モジュールもオプションで搭載可能だ。また、NFCにも対応する。ボディは厚さ8.35ミリと薄く、重さは1ポンド(453.6グラム)以下と軽い。この状態でバッテリー駆動時間は8時間になる。
ボディ正面にはステレオスピーカとデュアルマイクを内蔵し、サウンド補正技術「DTS Studio Sound」とノイズキャンセルソフトウェアによって、周囲が騒がしい場所でも有効200万画素のフロントカメラを使ったビデオ会議がクリアな音質で利用できる。背面には有効800万画素のカメラも搭載する。また、音声入力対応パーソナルアシスタント「Cornata」やビデオ会議ユーティリティなど、Windows 10で導入する新しい機能やセキュリティを利用できる。
オプションには、スタイラスペンや堅牢ケース、携帯キーボードに携帯ドッキングステーションを用意する。HPはオプションと共にHP Pro Tablet 608を使うことで、デスクトップPCに相当する利便性を提供できると説明している。
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