日本HP、性能もデザインもハイエンドな「HP ENVY 17」とエコノミーな「HP 15」発表:2015年PC夏モデル
ENVY 17は、トップカバーと底面にアルミ素材を取り入れたほか、パームレストにHP Imprintを採用。キーボードトップには3層コーティングを施した。
日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は、7月8日にノートPCの新モデルとして「HP ENVY 17-n000」「HP 15-ac000」を発表した。それぞれの出荷開始予定と税別の実売予想価格は以下の通りだ。
モデル名 | 出荷開始予定 | 実売価格(税別) |
---|---|---|
HP ENVY 17-n000 | 7月下旬 | 12万4800円(HP Directplus価格) |
HP 15-ac000 | 7月17日 | 6万5000円前後 |
HP ENVY 17-n000
HP ENVY 17-n000(以下、ENVY 17-n000)は、17型ディスプレイを搭載するハイパフォーマンスノートPCだ。ボディの作りも重視しており、トップカバーと底面ではアルミ素材を用いたほか、パームレストでは傷の付きにくいHP Imprintを施している。ボディラインではカーブを多用することでインテリアのような雰囲気を持たせたを日本HPは説明している。キートップでは保護のために3層コーティングを施したほか、バックライトを内蔵してフォントの見栄えを向上させた。サウンド関連では、新たな技術パートナーとなった「Bang&Olufsen」の監修を受けて4基のスピーカーとサブウーファーを内蔵する。
システム構成では、システムメモリ容量とデータストレージが異なる「スタンダードモデル」と「高速デュアルディスクモデル」を用意する。スタンダードモデルでは容量1TバイトのHDDを搭載するが、高速デュアルディスクモデルはM.2対応(Serial ATA 6Gbps接続)の256GバイトSSDと1TバイトHDDの組み合わせを採用する。また、高速デュアルディスクモデルではシステムメモリがDDR3L 1600MHzを8Gバイト搭載する構成のほかに16Gバイト搭載する構成も用意する。
そのほかの構成は共通する。CPUはCore i7-5500U(2.4GHz/最大3GHz、2コア4スレッド、3次キャッシュメモリ4Mバイト)、GPUはGeForce GTX 950M(グラフィックスメモリ4Gバイト)、内蔵ドライブはBlu-ray Discを採用する。ディスプレイ解像度は1920×1080ピクセル。本体搭載インタフェースは4基のUSB 3.0にSDメモリーカードスロット、有線LAN、HDMI出力を備えるほか、無線接続としてIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANとBluetooth 4.0が利用できる。本体サイズは、未定で重さは約2.98キロ。この状態でバッテリー駆動時間は約5時間だ。
OSは64ビット版 Windows 8.1を導入する。Officeアプリケーションは、Microsoft Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスが付属する(付属しない構成も選択可能)。
HP 15-ac000
HP 15-ac000は、15.6型ディスプレイを搭載する汎用タイプのノートPCだ。CPUにCore i5-5200U(2.2GHz/最大2.7GHz、2コア4スレッド、3次キャッシュメモリ3Mバイト)を搭載するスタンダードモデルとCeleron N3050を搭載するエントリーモデルが登場する。また、スタンダードモデルではMicrosoft Office Personal Premium プラス Office 365サービスを導入したスタンダード・オフィスモデルも用意する。それぞれのモデルで本体カラーバリエーションでターボシルバーとホワイトシルバーがある。
ハードウェア構成は、スタンダードモードでシステムメモリがDDR3L 1600MHzを8Gバイトにストレージが1Tバイト、スタンダード・オフィスモデルとエントリーモデルが4Gバイトにストレージが500GバイトHDDになる。そのほかの構成は共通で、ディスプレイの解像度は1366×768ピクセル、本体搭載インタフェースがUSB 3.0に2基のUSB 2.0、有線LAN、SDメモリーカードスロット、HDMI出力を備えるほか、無線接続としてIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0を利用できる。OSは64ビット版 Windows 8.1 Updateを導入する。
本体サイズは384(幅)×255(奥行き)×24〜26.5(高さ)ミリで重さは約2.19キロ。この状態でバッテリー駆動時間は約8時間となる。
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