書いた記事が炎上――そのとき、Web記者は何を考える?:ネット時代の生き抜き(息抜き)方(2/2 ページ)
誰もが手軽に情報発信できるネット時代では、思わぬところで批判を受けてヘコむこともしばしば。ネットの“プロ”はどう対処している?
「人のうわさも七十五日」の心持ちで
そうはいっても、「自分は仕事で情報発信しているわけじゃないし、心ない一言はやっぱり傷付く」という人もいるでしょう。そんな人たちへのアドバイスをもらいました。
「1カ月もすればみんな忘れます。実際に、1カ月前の炎上ってみんな覚えてないですよね?」(20代女性記者)、「人間どれだけヘコんでも時間がたてば忘れます。時間は偉大です」(30代男性記者)「そのうちみんな忘れるので大丈夫です」(30代女性記者)のように、「人のうわさも七十五日」な精神の人もいれば、「よその世界の出来事なので気にしないでいいです」(40代男性記者)、「上司に怒られる、嫁に責められる、新規開拓したラーメン屋がまずかった、満員電車が遅延するなど、現実にはつらいことがたくさんあります。それに比べるとネットでの炎上は大したことがありません」(30代男性ライター)、「ネットに書き込んでいるのも同じ人間です。何か言われたらその人の人生で何かもやっとすることがあるんだな、くらいに思いましょう」(20代女性ライター)など、既に達観する人も。
「たたくコメントがどうしても目立ちますが、コメントはしないけど応援してくれる人もたくさんいます。ただ、コンテンツを作る仕事をするならたたかれてもへこたれない信念は必要かなと思います」(20代男性記者)とあるように、仕事として情報発信する場合はある程度の覚悟が必要だと説く人もいます。
スルースキルは訓練で身につくかも?
心ない一言に出合ったときは、「何を言われても気にしない、動じない」「時間と共に忘れる」という意見が多かったですが、誰もが最初からそう割り切ることができたわけではないようです。20代男性記者のように、徐々に耐性(?)をつけた人もいます。
人によって割り切り方はそれぞれですが、あなたにとって納得のいく考えはあったでしょうか? ネットに疲れたときは先人たちの言葉を一度思い出してみてください。
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