連載
「SurfaceからiMac対抗機が出る」のウワサは本当か?:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(3/3 ページ)
2016年はまだ「Surface」の新モデルが発表されていない状況だが、ここへ来てiMac対抗のデスクトップ機を出してくるというウワサが出てきた。そのヒントは米Microsoftが申請中の特許にあった。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
AIO Surfaceとはどのような製品なのか?
AIO Surfaceについて現状判明しているのは「リビングルーム向けPC」という点のみで、そのスペックや狙いを含めてほとんどが不明だ。ただ、2016年2月にMicrosoftが申請中の新しい特許は、AIO Surfaceのヒントになるかもしれない。
特許の名称は「Modular Computing Device」で、2015年7月に米特許商標局に申請が行われている。
その中身を簡単に説明するなら「スタッカブルPC」だ。ディスプレイを含め本体の機能がそれぞれモジュール化されており、用途に応じて個々のモジュールを「スタック(積み重ねる)」することで、1台のPCとして機能する。ストレージやCPU、GPU、インタフェースなどのモジュールを個別に組み合わせるだけで、欲しいスペックのPCが手に入るというアイデアだろう。
AIOはデスクトップPCながらもスペックや設計で融通が利かない部分があり、主に拡張性が犠牲になることが多い。Modular Computing Deviceはそうした弱点を補完する仕組みとして面白い。もし本当にAIO Surfaceがこうした姿で登場するとしたら、大きな注目を集めそうだ。
関連キーワード
Surface | Microsoft | Surface 3 | Surface Book | Surface Pro 4 | Windows 10 | 鈴木淳也の「Windowsフロントライン」
関連記事
- Windows 10 Mobileの仕様変更で“全く新しいSurface”が生まれる?
まさかとは思うが、Windows 10 Mobileのライセンス要件変更は全く新しいSurfaceをもたらすかもしれない。 - Atomに見切りを付けたIntel 安価なWindowsタブレットは存続の危機か?
Intelはスマートフォン/タブレット向けの次期Atomプロセッサをキャンセルすると発表。同社の戦略変更は、Windowsデバイス市場にも大きな影響を与えそうだ。 - Windows 10の年末大型アップデート「RS2」は新Surfaceに合わせて延期か?
少し気が早いが、2016年の年末公開と予想されていた次々回のWindows 10大型アップデート「RS2」が、翌年の春までずれ込むのではないか、というウワサを紹介しよう。 - “パソコンの斜陽化”でMicrosoftがパートナーに打ち出すメッセージとは
PC斜陽化が叫ばれるなか、Windows 10 Mobileの市場はそれほど拡大しておらず、Microsoftの市場支配力は以前よりも弱まっていると言われる。MicrosoftのCOMPUTEX基調講演から見えてきたのは……。 - これでWindows 10を導入する気になる? 公開1年記念アップデートで変わること
強引な無料アップグレード施策が物議を醸す「Windows 10」。今夏に控えた大型アップデート「Anniversary Update」でOSとしての完成度、評価は高まるだろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.