コスパ良好でテレワークにも対応! 堅実なビジネスPC「MousePro NB5」を試す:Wi-Fi 6もLTEも光学ドライブも内蔵可能(3/3 ページ)
マウスコンピューターの「MousePro NB5」シリーズは、光学ドライブをはじめ、Wi-Fi 6やLTEも内蔵可能なビジネス向けの15.6型ノートPCだ。豊富なBTOメニューが用意されている中から、コスパに優れた“全部入り”モデルをチェックした。
ベンチマークテストでその実力を測る
最後に、いくつかのベンチマークテストを行いつつ、評価機の実力に迫っていこう。今回のテストだが、筆者の所有するNECパーソナルコンピュータのモバイルノートPC「LAVIE Hybrid ZERO HZ550/G」(以下、LAVIE)と比較した。
このLAVIEは第7世代で2コア4スレッドのCore i5-7200Uを搭載し、ベースの周波数は2.5GHz、ターボ・ブースト利用時は最大3.1GHzで動作する。メモリは評価機よりも少ない4GBで、ストレージは512GBのSATA M.2 SSDを備える。グラフィックス機能はIntel HD Graphics 620だ。
まずはストレージ回りの指標として使われる、CrystalDiskMarkを見ていく。LAVIEと評価機は容量こそ違うものの、同じSATA接続のSSDだが、システムが新しい分、評価機の方が読み出し/書き込みともよい値を示している。また評価機にUSB 3.0接続の外付け1TB HDDを取り付けて測定した値と比べればよく分かるが、SSDを搭載しているおかげで、ストレスなく利用できるのは間違いない。なお、これよりも高速な動作を期待するのであれば、BTOでNVMe M.2 SSDを選べばいいだろう。
またビジネスシーンでのベンチマークテストとなる「PCMark 10」でも、やはり評価機の方がよい結果となった。これはCPUの世代格差に加えて、メモリ搭載量も関係している。PCを快適に動作させたい場合は、メモリの容量についても気にしておきたい。
CPUのレンダリング性能を測る「CINEBENCH R20」の結果が下のグラフだ。世代によってこれほど差が付くのかと思わせるほどの値の差が出ている。ここからも、第7世代のPCを利用しているのであれば、そろそろ新しいマシンを購入した方が生産性は上がるというのが分かるだろう。
なお、PCMark 10に用意されている「PCMark 10 Battery Profile」で測定したところ、Modern Officeの測定結果は、Performanceが5223というスコアで、4時間59分のバッテリー動作が可能だった。JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)による公称値の約7.2時間には及ばないが、持ち運んでの利用でも問題ない駆動時間を確保している。
3年前のPCを利用しているなら、そろそろリプレースの検討時期に
これまで見てきたように、MousePro NB5は全般的な性能も申し分なく、用意されている端子類や光学ドライブなどを見ても、あらゆるビジネスシーンに対応可能なノートPCだ。最新のWi-Fi 6やLTEの内蔵も対応するので、将来的な面でも十分に活躍が期待できる。
評価機は全部入りだったが、Core i3搭載の最小構成価格は7万1800円、Celeronモデルなら5万4800円から購入可能と、コストパフォーマンスにも優れるマシンであることが分かる。
筆者が持っている第7世代のCore iシリーズ搭載PCを使っているのであれば、そろそろリプレースを検討してもよいと思う。その際に、安心してお勧めできるモデルと言えるだろう。
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