店舗再編の影響でTSUKUMO eX.の一角に中古パーツが並ぶ:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
グループ店舗の閉店は周辺店舗の品ぞろえにダイレクトな変化をもたらす側面がある。今週、TSUKUMO eX.で掘り出しモノが充実したり、中古パーツの扱いが見られるようになったりしたのもそうした背景があるようだ。
電源ユニットやグラフィックスカードを扱うTSUKUMO eX.の4階で、今週末の目玉の1つと目されているのが、FSPの定格1200W電源「FSP1200-50AAG」だ。80 PLUS GOLD認証を取得した産業グレードのATX電源で、価格は1万978円(税込み、以下同)となる。バルク品で、ケーブル類は別メーカーのものがセットになっている。
FSPの産業グレード1200W電源ユニットが1万978円の特価に
同店は「産業系からまとまった数量が流れてきたみたいです。実物を見るとビラと違って黒塗装になっていて、ケーブルの状態も良く、これはお得だなと思いました」とプッシュする。
こうした掘り出しモノは、他にもサイズの電源連動ツールがある。2連結用ケーブル「SC-PSRC2」が200円、3連結ボード「SC-PSRB3」と4連結ボード「SC-PSRB4」がそれぞれ400円となる。また、グラフィックスカード売り場の一角では、中古カードや箱破損/訳あり品の取り扱いも始めている。
これらの動きは、5月中旬に閉店したツクモ12号店と、リニューアルオープンを待つDOS/Vパソコン館の流れと連動しているところがあるという。
同店は「これまでそれぞれの店舗が担ってきた役割がこちらにも回ってきたというところはありますね。ただ、中古のグラフィックスカードに関しては、DOS/Vパーツ館が再オープンした後も続けようと思っています」と話していた。
秋葉原地区の店舗再編だけでなく、緊急事態宣言明けの再始動の思いもあるそうだ。「通常営業を再開してこれから突き進むために、いろいろな切り口で喜んでもらえるようなフロア作りをしていきたいと思っています。中古パーツだけでマシンを組みたいというこだわりを持つ人もいますし、いろいろなニーズに応えていけたらと」
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