新型コロナとは別の理由でアキバの往来が落ち着く:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
7月最初の週末を迎えるアキバ。どこのPCパーツショップも来客が落ち着いたと話していたが、新型コロナが原因との見方はどこもしていなかった。
6月末にメイド喫茶従業員3人の新型コロナ罹患(りかん)が報じられ、7月に入ると東京都の新規感染者数が連日100人を超えるなど、秋葉原の各ショップでも警戒心を強めている感がある。
ポイント還元が終わり、レジ袋対応もリニューアル
7月3日夕方、雨天ということもあって街の往来は普段より少なめだったが、新型コロナの感染状況が足を遠のかせているといった声は(少なくともPCパーツショップかいわいでは)聞かない。
パソコンSHOPアークは、もっと明確な原因を語る。「6月末に政府のキャッシュレス・ポイント還元事業が終わったのが理由ですね。6月末までは、自粛時期に後回しにしていた買い物需要と、ポイント還元の駆け込み需要が重なってすごい勢いでしたが、それが7月1日からぱったりと途絶えた感じです」という。先週末も盛り上がっていた“10万円コース”特需も落ち着いたとのコメントを方々で聞いた。
このタイミングでショップが対応を迫られたのが、レジ袋の有料化問題だ。対応は店舗ごとにさまざまで、パソコンSHOPアークやドスパラ各店、オリオスペックなどはエコタイプのレジ袋に変更して、従来通り無料とするスタンスをとっている。パソコン工房各店は1枚3円(税込み、以下同)とし、ツクモ各店はポリ袋が5.5円、紙袋はサイズごとに11円から22円としている。
7月3日時点で、大きな混乱は起きていない様子だ。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「コンビニなどの店舗が先行して取り組んでくれたおかげで、有料化自体は浸透していますからね。1〜2個のパーツを買う方からは『カバンに直接入れますから』とよく言われるようになっています」と話していた。
続いては、スポット入荷の注目製品を見ていく。
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