検索
連載

モデルチェンジしたスマートリモコン「Nature Remo mini 2」はどこが変わったのか山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/2 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、第2世代に進化した「Nature Remo mini 2」(Remo-2W2)をチェックした。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

トータルの満足度は向上するもLEDの仕様変更は賛否が分かれそう

 以上のように、従来モデルから積極的に乗り換えるべき新機能はないが、トータルでは順当な進化を遂げた製品だ。従来モデルのユーザーからすると、LEDの仕様が変更になった点は賛否が分かれるかもしれないが、セットアップがシンプルになったこともあり、新しく購入したユーザーの満足度は高いだろう。

Nature Remo mini 2
デバイスの詳細画面。左から、本製品(Remo mini 2)、従来モデル(Remo mini)、Remo 3。新旧のminiは温度センサーのみ、Remo 3は他にも多数のセンサーを搭載する
Nature Remo mini 2
Remo 3(右)とのサイズ比較。本製品は天板にロゴがない

 スマートリモコンの市場は、同社が高いシェアを獲得しており、大手量販店でも定番になるなど、一強と言ってよい状況になりつつある。その一方、最近はサーバ関係のトラブルが相次ぎ、終日使えなくなるなどの障害も発生している。かつてに比べて安定性が低下したと感じているのは、筆者だけではないだろう。

 おそらく、この背景にはユーザーの急激な増加が影響していると思うのだが、洗練された使い勝手では他社製品に比べて一日の長があるだけに、おいそれと乗り換えるわけにいかないのが難しいところだ。むしろ、ユーザーが大挙して乗り換えれば、そちらのサービスでも同様の障害が起こるであろうことは容易に想像できる。

 製品自体に問題はなく、また障害発生時にこまめに進ちょくを出す同社のサポート体制もむしろ評価すべき点だが、スマートリモコンへの依存度が高まるにつれ、こうした冗長性の部分は、ユーザーの側でも(他社のスマートリモコンを導入して二重化するなどして)対策を考えなくてはいけない問題と言えそうだ。

Nature Remo mini 2
本製品は天板LEDが廃止されたため、ネットワークに接続できないなどのステータス異常なども見た目では分からない。このあたりも多少気になるところではある
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る