ハイブリッドワークで活躍する省スペースキーボード「MX KEYS MINI」を試す:小さいのは何かと助かる!(2/3 ページ)
数々の入力デバイスをリリースしているロジクールから、11月11日に「MX KEYS MINI」が発売される。ノートPCからキーボード部分を抜き出したかのような製品を試してみた。
近接センサーを内蔵しバックライトを自動で点灯可能
キーの種類だが、先ほども少し述べた通りファンクションキーとDeleteキー、Escキー、BackSpaceキーが独立しており、小さいながらも矢印キー(Fnキーとの併用でPageUp/PageDown、Home/Endキーも利用可能)も用意されている。またWindows 10だけでなくmacOS(10.15以降)、Chrome OS、Linux、iOS(13.4以降)、iPadOS(14以降)、Android(5.0以降)でも使用できる。
あらかじめAltキーにはコマンドキー、WindowsキーにOptionキーが割り当てられており、WindowsとMacの利用においては物理的なスイッチなどで切り替えなくても扱える。
MX KEYS MINIは日本語キーボードなので、スペースキーの両側にかなキーと無変換キーが用意されている他、左上には半角/全角キーもあり、日本語入力には困らない。キートップはクリアパーツとの一体成形で作られており、白いバックライトに合わせて文字なども光る。このため暗い場所での入力にも対応できる。
本製品はリチウムポリマーバッテリーを内蔵しており、バックライトオフ時で最長5カ月、オン時は最長10日間駆動する(充電時間は約4時間)。バッテリーの充電は付属のUSB Type-A→USB Type-Cケーブルで行う。PCとの有線接続は非対応だ。
MX KEYS MINIを試用していて思ったのだが、本体の厚さが薄い部分で約6mmとスリムで、パームレストがなくてもキーボードを使えるのはうれしい。厚みのあるキーボードだとどうしてもパームレストが欲しくなるため、持ち運ぶときはキーボードと一緒にパームレストを持っていかなくてはならないが、MX KEYS MINIでは本体だけ持ち歩けばよい。試しにパームレストを用意して使ってみたが、逆に打ちづらく感じた。
本体底面にチルトスタンドは用意されていないが、底面奥側にバッテリーを格納している出っ張りがあり、これがチルトスタンドの役割を果たし、若干だが傾斜が付いている。スマホの角度測定アプリで計測したところ6度だった。少しの傾きではあるが、平板な状態よりも打ちやすいのは間違いない。
音声入力や絵文字入力を簡単に呼び出せる
MX KEYS MINIには通常のキーの他、F6キーに「ディクテーション」、F7キーに「絵文字」、F8キーに「画面キャプチャ」、F9キーに「マイクのオン/オフ」が割り当てられている。ディクテーションはOSの音声入力機能を呼び出して音声で文字入力できる仕組みで、Wordや秀丸などのテキストエディタでも扱える(Windows 11やmacOSでサポート)。
F7キーを押すと絵文字入力用のウィンドウが起動し、簡単に絵文字を入力可能だ。マイクのオン/オフをキーボードで操作できたり、チャット用の絵文字入力が行えたりするなど、テレワークなどのオンラインでのコミュニケーションを取ることが多くなった今では重宝する機能だろう。
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