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DDR5メモリがじわじわ買いやすくなるアキバ:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
発売から1カ月以上も枯渇が続くDDR5メモリだが、少しずつ入手性が上昇している。今週末はマザーボードとのセット売りや単体売りの在庫が複数見つかった。
DDR5メモリの入手性はいまだに厳しい状況が続いているが、それでも先週と比べれば難易度が下がっている。金曜日(7日)夕方にPCパーツショップを回ると、多くのショップが何かしらの形で在庫を確保していた。大抵はDDR5-4800だが、32GBキット(16GB×2枚)や64GBキット(32GB×2枚)のストックも複数見つかる。
DDR5-4800なら32GBキットが複数見つかる状況
とりわけ買いやすいのは、マザーボードとのセット販売だ。ASUS JAPANやMSIが自社ブランドで売り出しているキットの他、ショップ単位でセットを指定しているものもある。Core i9やCore i5の在庫状況も回復傾向にあるので、第12世代Core iシリーズで一式組む買い方なら、案外スムーズにそろえられるかもしれない。
単品販売のストックになると一段少なくなるが、やはり見つかる頻度は上がっている。パソコンSHOPアークは「メーカーの動きもあり、セット販売用のDDR5メモリはじわじわとストックできるようになってきていますね。現在取り合いになっているのは単品販売です。最初にマザーだけを入手した方など、DDR5メモリだけを探している方も多く、そちらのストックは今もたちまち売り切れになってしまいますね」と現状を話す。
新製品としても、今週はCrucialから1枚32GBのDDR5-4800モジュールが登場している。1枚売りの「CT32G48C40U5」は4万4000円弱(税込み、以下同様)だった。
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