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Lenovoの中小ビジネス向け「ThinkBook」に2画面モデルが登場!CES 2022

Lenovoが中小企業や個人事業主の利用を想定したノートPCの新モデルを発表した。従来、電子ペーパーを搭載してきた「Plus」モデルは、メインディスプレイを大きくした上で、キーボード横に液晶ディスプレイを搭載することで“生まれ変わる”。

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 Lenovoは1月6日、中小ビジネス向けノートPC「ThinkBook」の新製品を発表した。米国で4〜5月に掛けて販売を開始する予定だ。

ThinkBook Plus Gen 3

 「ThinkBook Plus Gen 3」は、天板に電子ペーパーを組み込んだ「ThinkBook Plus」の第3世代製品だ。メインディスプレイを大型化した上で、天板の電子ペーパー(E Ink)に代わってキーボードの右側に8型のサブディスプレイ(液晶)を埋め込んだことが大きな特徴となる。これにより、Windows 11で強化されたウィンドウのスナップ機能をより便利に使えるという。米国では3月に発売される予定で、最小構成の想定販売価格は1399ドル(約16万2000円)となっている。

ThinkBook Gen 3
ThinkBook Plus Gen 3は、キーボード右側にあるサブディスプレイの存在感が大きい
背面
電子ペーパーを搭載しなくなったので、天板はThinkBookの共通デザインとなった

 CPUは第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)の「Hプロセッサ」を搭載する。メインメモリはLPDDR5規格で、最大32GBまで搭載できる(増設/換装不可)。ストレージはPCI Express 3.0/4.0接続のSSDとなる。

 メインディスプレイは17.3型のIPS液晶を搭載する。最大解像度は3072×1440ピクセル(アスペクト比21:10)で、最大リフレッシュレートは120Hzと高いスペックを備えている。Lenovoの自社調査によると、このアスペクト比のディスプレイを搭載するノートPCは史上初だという。

 先述のサブディスプレイは最大解像度がWXGA(800×1280ピクセル)で、タッチ操作とペン入力に対応する。サブディスプレイを便利に使うためのユーティリティソフトもプリインストールされている。本体に付属するデジタイザーペンは充電式で、本体背面に収納可能だ。

 メインディスプレイの上部には、フルHD(1920×1080ピクセル)の撮影に対応するWebカメラが搭載されている。電源ボタンには指紋センサーが統合される。

ペン
付属のデジタイザーペンは、本体後方のペンホルダーに収納できる
テンキー代わり
設置場所が設置場所だけに、サブディスプレイをテンキー代わりに使うこともできる。電卓機能も用意しているようだ

 各種ポート類は、左側面にイヤフォン/マイクコンボジャックとThunderbolt 4(USB4)端子が、背面にHDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子×2、USB 3.0 Type-C端子を備えている。ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(※1)とBluetooth 5.1に対応する。

 ボディーサイズは約410(幅)×228.7(奥行き)×17.9(厚さ)mmで、重量は2kg未満を目指しているという。

(※1)6GHz帯での通信は一部の国/地域でのみ対応(その他の国/地域では2.4GHz帯と5GHz帯のWi-Fi 6で通信可能)

ThinkBook 13x Gen 2

 「ThinkBook 13x Gen 2」は、2021年1月に発表された「ThinkBook 13x i」の後継モデルだ。ボディーカラーはストームグレーとクラウドグレーの2つから選択可能で、米国では4月に販売を開始するという。最小構成の想定販売価格は1099ドル(約12万7000円)となる。

ThinkBook 13x Gen 2
ThinkBook 13x Gen 2(ストームグレー)
ThinkBook 13x Gen 2
ThinkBook 13x Gen 2(クラウドグレー)

 CPUは第12世代Coreプロセッサの「Uプロセッサ」を搭載する。メインメモリはLPDDR5規格で、最大32GBまで搭載できる(増設/換装不可)。ストレージはPCI Express 3.0/4.0接続のSSDとなる。

 ディスプレイは13.3液晶で、解像度の違いやタッチ対応の有無など複数の仕様が用意されている。ディスプレイ上部のWebカメラも複数のスペックから選べる。電源ボタンと一体化した指紋センサーとWebカメラのシャッターは全構成で標準装備となる。

 ポート類は本体の左右側面にThunderbolt 4(USB4)端子を1つずつと、右側面にイヤフォン/マイクコンボジャックを備えている。ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(※1)とBluetoothに対応する。

 ボディーサイズは約298(幅)×209(奥行き)×12.9(厚さ)mmで、最軽量構成の重量は1.21kgとなる。

ThinkBook 14 Gen 4+i/ThinkBook 16 Gen 4+i

 「ThinkBook 14 Gen 4+i」は14型、「ThinkBook 16 Gen 4+i」は16型で、メインストリームからハイパフォーマンスまで幅広いモデルを用意ししている。米国ではいずれも4月に発売される予定で、最小構成の想定販売価格はThinkBook 14 Gen 4+iが839ドル(約9万7000円)、ThinkBook 16 Gen 4+iが859ドル(約9万9400円)となる。

ThinkBook 14 Gen 4+iとThinkBook 16 Gen 4+i
ThinkBook 14 Gen 4+i(左)とThinkBook 16 Gen 4+i(右)

 両モデルは、画面サイズとバッテリー容量以外の基本スペックはおおむね共通だ。CPUは第12世代Coreプロセッサで、「Hプロセッサ」を搭載する構成も用意されている(モデル名の「i」は、Intelモデルであることを意味する)。外部GPUとしてNVIDIAの「GeForce RTX 2050 Laptop」を搭載しているモデルもある。

 メインメモリはLPDDR5規格で、最大32GBまで搭載できる(増設/換装不可)。ディスプレイはアスペクト比16:10の液晶で、最上位構成では以下のスペックのパネルが搭載される。

  • ThinkBook 14 Gen 4+i:2.8K(2880×1800ピクセル)、最大輝度400ニト、最大リフレッシュレート90Hz、sRGB 100%カバー
  • ThinkBook 16 Gen 4+i:2.5K(2560×1600ピクセル)、最大輝度350ニト、最大リフレッシュレート120Hz

 画面上部にはWebカメラを備えており、最上位構成ではフルHD撮影と顔認証に対応する。電源ボタンと一体化した指紋センサーとWebカメラのシャッターは全構成で標準装備となる。

 ポート類は、左側面にUSB 3.1 Type-C端子、USB 3.0 Type-A端子、HDMI出力端子、Thunderbolt 4(USB4)端子とイヤフォン/マイクコンボジャックが、右側面にUSB 2.0 Type-A端子(※2)、SDメモリーカードスロット、USB 3.0 Type-C端子と有線LANポートを備えている。ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(※1)とBluetooth 5.0に対応する。

(※2)カバーで隠匿可能(ドングルとの接続に使うことを想定している)

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