売り場にはリモート便利コーナーも――自粛傾向が強まるアキバ:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
秋葉原電気街の空気感は、2022年になって週を追うごとに自粛ムードが強まっている感がある。中には、リモートワーク向けのコーナーを設けるショップもみられた。
2月4日夕方の秋葉原を歩くと、先週同時刻とさほど変わらない往来だった。しかし、PCパーツショップに来店具合を聞いて回ったとき、ほとんどのショップで首を横に振られた。
「先週の土曜日くらいからガクンときましたね」
「オミクロン株が猛威をふるうようになってから、じわじわ自粛ムードが強まっている感があります」(TSUKUMO eX.)や「先週の土曜日くらいからガクンときましたね」(オリオスペック)など、減り方の感覚はまちまちだが、先週と比べて減っているという実感は共通している。
ドスパラ秋葉原本店は「如実なのは平日ですね。パッタリとお客さんが来ない時間が増えました」という。また、パソコンSHOPアークは「19時になるまでにはお客さんがいなくなる日が増えましたね。飲食店が20時に店を閉めることが関係しているかなと思います」と話していた。
そうした空気から、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は先週からリモートワーク向けグッズを並べたコーナーを設けている。「リモートワークが復活した会社や、また長らく自宅勤務になるという人が増えていますからね。2020年春のような需要はないものの、リングライトや机脇のホルダーなど、リモート環境を向上させるグッズを求める人はそれなりにいらっしゃるので、必須アイテム以外を充実させる方向でそろえています」とのことだ。
自粛ムードの高まりは、まだ2020年春に発令された最初の緊急事態宣言時や2021年夏のデルタ株の流行時ほどではないものの、長期化すれば深刻化する可能性もある――。そんな共通認識、あるいは警戒心をどのショップからも感じた。
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