Windows 11の“シェア”の実際と今後取り込まれる“うわさ”の機能:Windowsフロントライン(2/2 ページ)
Windows 11が正式にリリースされてから4カ月近くが経過した。Windows 11のシェがどこまで広がっているのだろうか。AdDuplexのデータを見ていこう。
“うわさ”で出ているWindows 11の次の新機能
Windows 11の正式配信版で登場する新機能の多くは、Dev ChannelやBeta ChannelといったWindows Insider Programで配信される最新ビルドに取り込まれ、そこで事前に確認が可能なのだが、現時点でまだこれらのビルドで未確認の情報があったりする。
例えば、AlbacoreというユーザーがTwitterで報告していた“未公開”の機能の1つに「Sticker」がある。壁紙の設定項目の中に「Sticker」というオプションが存在するのだが、これが未確認の新機能と思われる。
同じユーザーの後のツイートでデモ動画が公開されており、この機能の概要を確認できる。
また隠し機能ではないものの、“Windows 11の最低動作要件を満たさない”ハードウェアを利用するユーザーに対し、“ウォーターマーク”で警告を行う機能のテストも行われているようだ。The Vergeのトム・ウォーレン氏によれば、AlbacoreというユーザーがTwitter上で報告していた設定メニューに出現するものと合わせ、“Tweak”で本来は要件を満たさないPCでWindows 11を動作させているユーザーがそれなりにいる状況に対し、Microsoftとして何らかの対策を施したいという意図があるようだ。
この他、Windows OSに関する“うわさ”ではないが、最新ハードウェアに関する話題も出ている。Windows Centralのザック・ボーデン氏が「Surface Laptop 5」に関する話題をまとめており、基本的な外観に変化はないものの、Thunderbolt 4/USB4のサポートに加え、リフレッシュレートの向上したディスプレイといった特徴を紹介している。
価格レンジもSurface Laptop 4など以前のシリーズ同様に、999〜2400ドル程度になるという路線を維持しつつ、今春に発表が見込まれるという。
関連記事
- Windows 11の新しい機能アップデート方式と刷新されたWindows Insider Program
公式のWindows Blogで、Windows Insider Programの今後についての投稿があった。そこから見えてきたこと、考えられることをまとめた。 - MicrosoftがWindows Insider Programを一新、Devチャネルはより実験色が強く
米Microsoftが、2022年のWindows Insider Programの運用方針を明らかにした。従来と同じDev/Beta/Release Previewの3チャネル体制は維持しながら、Devチャネルをより実験色が強い内容にするという。 - Microsoftが「Windows 11」の新機能を予告 Androidアプリの実行機能をβ提供
Microsoftが、公式ブログにおいて2月中に実装される予定の「Windows 11」の新機能を明らかにした。同OSの発表当初に盛り込まれていたAndroidアプリの実行機能がパブリックプレビュー版として実装される他、「メモ帳」「Media Player(Groove Music)」のUIも一新される予定だ。 - Windows 10はいつまで使えるのか
Windows 10の大型アップデート「Windows 10 バージョン21H2」(November 2021 Update)が配信された。今後、同OSのサポート周期などを整理した。 - Windows 11のシェアは8.6%に 2022年に向けた改良の動き
Windows 11が正式にリリースされてから2カ月近くが経過した。この間のシェア推移はどうなっているのか、Windows 11と10の状況を見ていく。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.