「Ring」のスマートドアベルは何ができる? サクッと試してみた(2/3 ページ)
Amazonが「Ring」ブランドのスマートドアベルとスマートカメラの販売を開始した。果たして便利なものかどうか、新製品の1つであるスマートドアベル「Ring Video Doorbell 4」を試してみることにしよう。
玄関前を広角で記録 夜もくっきり撮影
Ring Video Doorbell 4のリアルタイム映像を確認したい場合は、Ringアプリから表示できる。Alexa対応スマートディスプレイなら「アレクサ、玄関を見せて」と話しかければ表示できる。宅内にFire TVシリーズや「Echo Show 15」がある場合は、画面の端部にカメラの映像を表示し続けておくことも可能だ。ただし、リアルタイム表示中の映像は録画の対象外となる。
カメラの映像は1080p(フルHD、1920×1080ピクセル)で記録される。視野角は水平160度、垂直84度と広い。赤外線センサーも内蔵しているので、夜間の映像も明るく撮影できる。
アパートやマンションでは、画角が広すぎるゆえに隣の部屋の出入りまで映り込んでしまうことがある。そんな時は「プライバシーマスク」機能を使って記録する画角(領域)を指定できる。プライバシーマスクによって範囲外とされた部分は「黒塗り」が施されるので安心だ。
録画は“動き”があったときだけ
Ringシリーズのスマートベルやスマートカメラには録画機能があるが、常に録画し続けているわけではない。「インターフォンが押されたとき」「動きを検知したとき」など、何らかのイベントが発生した際に自動的に録画が行われるようになっている。
動きがあった場合は、その4秒前からさかのぼって映像を記録し、スマートフォンに通知できる。何も動きがない場合も、「1時間に一度」「14分に一度」といった間隔で写真(静止画)を撮影する機能もある。カメラで撮影した動画や写真は、Ringのクラウドストレージ上に保存され、2カ月分をさかのぼって確認できる。
検知する動きの大きさや検知する範囲は細かく指定できる。通知を行う時間帯も指定可能なので、うまく設定をすれば「通知が来すぎて困る」といったこともなくせる。
ドアベルのボタンが押されると、スマホのアプリやスマートディスプレイなどに通知される。外出中でも、スマホのマイクを使って外出先から応対することも可能だ。自宅にいる場合は、Alexa対応のスマートスピーカー/ディスプレイで「アレクサ、玄関と話したい」と話しかけて応答することもできる。
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