新生活に彩りを QNAPの新型NAS「TS-233」とSeagate のNAS用HDD「IronWolf」で大切な写真や動画をバッチリ保存しよう(2/5 ページ)
春からの新学期や新生活に伴い、スマホやデジタルカメラで撮った写真や動画の保存場所に困っている人もいるだろう。そんな人にお勧めしたいのが、QNAPが発売した新型NASキット「TS-233」だ。SeagateのNAS用HDD「IronWolf」と組み合わせて使うことで、大事な思い出をバッチリ保存できる。
写真や動画の保存にピッタリなTS-233 秘密は「AI処理」
写真や動画の管理をメインに考えているNAS初心者にとって、QNAPのTS-233はうってつけのモデルの1つだ。このモデルのお勧めポイントは、大きく3つある。
コンパクトでスタイリッシュなボディー
TS-233は、同社の人気NASキット「TS-230」の後継モデルである。その人気を支えたポイントの1つが、コンパクトなボディーだ。
TS-230のボディーサイズは、約90.18(幅)×156.26(奥行き)×188.64(高さ)mmだった。TS-233のボディーサイズも全く同じ寸法で、HDDにも対応するNASとしてはコンパクトである。一方で、ボディーカラーはホワイトを基調とした精悍(せいかん)なものに変更されている。
わずかなスペースでも設置でき、どんな部屋にもマッチするデザインなので場所を選ばない。
2基のHDD/SSDを搭載可能
TS-233はコンパクトなボディーでありながら、3.5インチのストレージベイを2基搭載している。ベイにはSerial ATA 3.0接続の2.5インチのHDD/SSDまたは3.5インチHDDを搭載可能だ。
2ベイ構成に対応しているので、HDD/SSDに障害があった際の耐性を高める「RAID1(ミラーリング)」も利用できる。RAID1では、複数のストレージに同じデータを書き込むことで冗長化を図る。1台のストレージに障害が発生しても、他方に問題なければデータの読み書きが可能だ。
「障害(故障)が発生したストレージはどうするの?」という疑問があると思うが、RAID1を構築している場合、当該のストレージを新しいストレージと交換すれば、正常に稼働しているストレージからデータが自動的にコピーされて“元通り”にできる。
この仕組みを応用すれば、ストレージの容量が足りなくなった際にNASを継続稼働しながら、より大きな容量のストレージに交換することもできる。まず、片方のストレージを交換してデータの同期(コピー)を行う。同期が完了したら、もう片方のストレージも交換してデータの同期を行う。それが終わったら「ボリュームの拡大」の操作をすることでストレージ容量を拡大できる。
TS-233は電源をオンにしたままストレージを着脱できる「ホットスワップ」にも対応している。上記の作業を電源を切らずに行えるのも心強い。
AI処理を高速化する「NPU」を統合したプロセッサを搭載
TS-233を含むQNAPのNASキットは、アプリによって用途に応じた便利な機能を追加できるようになっている。その1つに、写真や動画の管理アプリ「QuMagie」がある。
QuMagieには機械学習ベースのAI(人工知能)を使った画像認識に対応している。しかし、この処理をCPUだけで行おうとすると非常に負荷が掛かる。
その点、TS-233のCPUには機械学習処理を専門に担う「NPU(Neural network Processing Unit)」を搭載している。そのため、エントリーモデルでありながら、画像認識が高速に行える。QuMagieの便利さは、次項から詳しくチェックしていく。
提供:QNAP株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年5月1日
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