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PCの快適さは増す? スリムデスクトップPCをグラボでパワーアップしてみた(検討編):大型連休の自由研究(4/4 ページ)
手持ちのPCをパワーアップしたい――方法はいろいろある。PCI Expressスロットを備えるスリムデスクトップPCを使っている場合は、GPU(グラフィックスカード)を増設するという選択肢を取ってみるのはどうだろうか。この記事では、スリムデスクトップPCに搭載できそうなグラフィックスカードを検討していく。
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消費電力を考慮した結果、AMD製GPUを選択
「ロープロファイル対応」「GPU補助電源なしでも動く」「消費電力が低い」「ある程度新しい」の4点を満たすグラフィックスカードを検討すると、先に挙げた候補のうちNVIDIAのGPUは少し消費電力が高めである。「実際はどうなのか?」というのをチェックするのもアリなのだが、電源への負荷を考えると、どうしても気が引けてしまう。
そのこともあり、今回のMate タイプMBのパワーアップでは、AMDのRadeon RX 6400とRadeon PRO W6400を使い比べてみることにした。Radeon RX 6400を搭載するグラフィックスカードは、ロープロファイルかつ1スロットで収まる玄人志向(CFD販売)の「RD-RX6400-E4GB/LP」を利用することにする。Radeon PRO W6400はAMD純正のカードを使ってテストを行う。
両者の主要なスペックは以下の通りだ。
- RD-RX6400-E4GB/LP(Radeon RX 6400)
- CU/レイアクセラレーター:12基
- ブースト(最大)クロック:2321MHz
- グラフィックスメモリ:4GB(GDDR6)
- Infinity Cache:16MB
- メモリバス幅:64bit
- メモリ速度:16Gbps
- 接続バス:PCI Express 3.0/4.0
- 映像出力:HDMI、DisplayPort
- Radeon PRO W6400
- CU/レイアクセラレーター:12基
- ブースト(最大)クロック:2331MHz
- グラフィックスメモリ:4GB(GDDR6)
- Infinity Cache:16MB
- メモリバス幅:64bit
- メモリ速度:16Gbps
- 接続バス:PCI Express 3.0/4.0
- 映像出力:DisplayPort×2
……と、ほとんどスペックに差は見られない。次回は、両グラフィックスカードをMate タイプMBに搭載してあれこれ試していく。
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