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「Sonos Beam(Gen2)」で自宅のサウンド環境を手軽にグレードアップ! ビデオ会議にも使える?(1/3 ページ)

各社からサウンドバーが相次いで登場している。Sonosの「Sonos Beam(Gen2)」は、TVのサウンドを迫力ある物にするだけでなく、Dolby Atmos対応コンテンツで立体サウンドを満喫することも可能だ。

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 ほぼ3年ぶりに全国的な“行動制限”がないゴールデンウィークを迎えた中で、各所で人出が戻りつつある。人混みは苦手でも、ライブ会場で生の音を聞いたり映画館で映画を鑑賞したりした方が音響設備が整っているので没入感を得やすく、リアルな体験の方が自宅での体験より優れている場面が多々あるし、リアルにチームメンバーと会う方がコミュニケーションはしやすいこともある。

 とはえ、まだまだ外出を伴わない自宅でのリモートワークや、自宅での音楽/映画/動画鑑賞といった、“お家時間”も続きそうだ。そういった自宅での体験を(できれば手軽に)少しでも向上させたい――そう考える人にお勧めしたいのがサウンドバーの「Sonos Beam(Gen2)」だ。何がどのように向上するのかを見ていこう。

SONOS BEAM GEN2
Sonosの多機能サウンドバー「Sonos Beam(Gen2)」。税込み価格は5万9800円で、写真のブラックに加えホワイトの2色で展開される。また、オプションの「Sonos Wall Mount」で壁に取り付けることも可能だ

Dolby Atmosに対応し包まれるような音楽体験が可能に

 Sonos Beam(Gen2)は、ボディーサイズが約651(幅)×69(奥行き)×100(高さ)mm、重量が約2.8kgのバータイプスピーカー(サウンドバー)だ。その名の通り、2020年に登場したSonos Beamの後継機であり、上位モデルとして「Sonos Arc」が用意されている。

 4基ミッドウーハーと1基のセンターツイーター、3基のパッシブラジエーターを内蔵し、D級デジタルアンプで駆動する。HDMI端子がeARCに対応しており、対応するTVとDolby Atmos対応デバイスをつなげば、迫力ある立体サウンドを楽しめる。

SONOS BEAM GEN2
背面の中央部分に電源ケーブル接続端子、接続ボタン、有線LAN端子、eARC対応のHDMI端子が配置されている。接続ボタンは、本機のリセットボタンの役割も果たす(電源を接続しながら長押し)
SONOS BEAM GEN2
天面の中央にタッチ操作に対応する操作パネルがある。(グレーの囲みの中)左からボリュームダウン、再生/一時停止、ボリュームアップ、その上にあるマイクアイコンはタッチすることでマイクのオン/オフを切り替えられる
SONOS BEAM GEN2
Sonosアプリの再生画面で再生中のフォーマットを確認できる

 公式サイトではeARCのあるTVとの接続を推奨しているが、ARCまたは光デジタルオーディオ出力のあるTVでも接続可能だ。ARCと光デジタル出力ともに、Dolby音声フォーマットがメーカーやモデルによって異なること、光デジタル出力ではDolby Atmos、TrueHD、MAT、Dolby Digital Plusに対応していないことなども注意したい。

 切れのある高音域を提供するツイーター、中音域を再現する4基のミッドウーファー、低音域を強調する3基のパッシブラジエーターがバランスの良い音を再生してくれる。後述する専用アプリ「Sonos」を利用することで、イコライザーも利用可能だ。

 Web会議などに便利なスピーチエンハンスメント機能を有しており、これをオンにすることで、音声の周波数が増強され会話を聞き取りやすくなる。

 内蔵のアレイマイクは、自分の周囲の雑音を抑制しつつ、遠方からAlexaを起動させ、音声コマンドを適確に実行させられる(アプリでは、Googleアシスタントも選択肢として表示されるが、現時点で日本ではAlexaのみ利用可能だ)。

 その他、iOSでSonosアプリを利用している場合に限られるが、スピーカーから出た音の反射をiPhoneマイクで測定して、スピーカーから出る音を微調整し、音質を向上させられる「Trueplay」機能も備えている。必ずしも理想的なオーディオルームを持てるわけではない日本の住宅事情において、これはうれしい機能だろう。

 この自動音場設定はSonos Beam(Gen2)本体に記録されるので、iOSデバイスを持っていない人は設定時に家族や友人などに借りて利用するというのもありだ。

SONOS BEAM GEN2
アプリ側でタッチ操作やステータスライトのオン/オフを切り替えられる

 また、HDMI ARC(eARC)で接続すれば普段使っているTVのリモコンでSonos Beam(Gen2)を操作可能で、本体のタッチ操作をオフにしておけば、子どもや猫などが不用意にボリュームに触れて大音量で音が流れるということを防げる。ちなみに、アプリで最大音量を設定することも可能だ。

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