グラフィックスカードを内蔵できる小型ベアボーン「Desk Meet」がデビュー:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
ASRockの定番小型ベアボーン「Desk Mini」の兄弟シリーズとして、拡張性を高めた「Desk Meet」が店頭に登場した。また、ゲーミングNUCの新モデルやコンパクトなキーボード「Keychron K4」なども売り出されている。
先週、複数のショップで話題となっていたのはASRockの小型ベアボーン「Desk Meet」シリーズだ。第12世代Core iシリーズに対応する「Desk Meet B660」と、Ryzen 5000シリーズなどに対応する「Desk Meet X300」があり、価格は順に3万8000円前後と3万1000円弱となる。
Intel系の「B660」とAMD系の「X300」の2種類が同時発売
Desk Meetは「Desk Mini」で知られる同社のミニPCシリーズに属し、2スロット厚で長さ20cm以下のグラフィックスカードや、最大4基のDDR4-DIMMが挿せるなど、拡張性の高い作りになっている。定格500Wの80 PLUS BRONZE電源を搭載し、突起部を除くボディーサイズは約168(幅)×219.3(奥行き)×218.3(高さ)mmとなる。
Desk Meet B660は拡張カード用のPCIe 4.0 x16スロット1基と、ストレージ用のM.2 PCIe Gen4 x4スロットを2基(うち1基はSATA接続と排他)を備える。Desk Meet X300はPCIe 3.0 x16スロットとストレージ用のM.2 Gen3 x4スロットがそれぞれ1基となり、拡張性に違いがみられる。
なお、搭載できるCPUはTDP 65W以下のモデルで、CPUクーラーは全高54mmという点は共通している。
2020年10月に登場した「Desk Mini A300/X300」はAMD系のX300が人気で先行していたが、Desk MeetではIntel系がけん引役になるとの予測が多勢だ。
パソコンSHOPアークは「PCIe 4.0に対応する点が大きいですね。Ryzen Gシリーズの強みが生かせる内蔵GPU前提の仕様でないところもあります。ただ、Desk Meet X300も価格面では有利なので、そこがどう評価されるかでしょうね」と話していた。
関連記事
- HORIの新型アケコン&GALAKUROの初キーボード(赤軸)が登場
HORIからPS4/PS5/PCに対応するアケコン「ファイティングスティック α」が、GALAKUROからは初のゲーミングキーボード「GG-K/92-01Wired-RED」が売り出された。 - ASUSとNoctuaの4.3段占有グラフィックスカードに新型が登場し話題に
スロット5段分の空きが必要なことから“ゴスロリ”とも呼ばれた、ぶ厚いグラフィックスカードのGeForce RTX 3080搭載モデルが登場して話題を呼んでいる。 - 5年前に登場した「Radeon RX 580」搭載グラフィックスカードの新作がお目見え
今週は、玄人志向からRadeon RX 580搭載グラフィックスカード「RD-RX580-E8GB/OC/DF4」が登場し、BIOSTARからはCeleronをオンボードで備えたマザーボード「J4125NHU」が売り出された。 - 柔らかくて明るい! Lian Liの光る電源ケーブル新作が好評
先週はLian Liの光る電源ケーブル「STRIMER PLUS V2」シリーズや、MSIの光らないGeForce RTX 3090 Ti搭載グラフィックスカード、ProArtistの低価格なCPUクーラーなどが登場した。 - 1.7万円で6コアの「Ryzen 5 4500」とシリーズ最安の「Ryzen 3 4100」が登場!
AMDから1万円台のCPU「Ryzen 5 4500」と「Ryzen 3 4100」が売り出された。円安の影響がじわじわと表に出てくる中で、どのような存在感を示すのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.