「ガンダムのときと売れ方が違う」――ASUS×エヴァコラボが登場：古田雄介のアキバPick UP！（2/4 ページ）

ASUS JAPANとエヴァンゲリオンのコラボパーツやコラボ周辺機器が大量に登場し、各ショップの新製品コーナーを席巻している。1年前のガンダムコラボが思い出されるが、違いもあるようだ。

[古田雄介，ITmedia]

「エヴァはネット注文が多い」「ガンダムは板モノの人気が先行」

　エヴァコラボの売れ方について、2021年2月末から登場したASUS JAPANと機動戦士ガンダムのコラボシリーズと比べるコメントも多かった。

ASUS JAPAN×ガンダムのコラボマザー。2021年2月末にTSUKUMO eX.で撮影

ASUS JAPANにあるコラボページ

　パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「今回のエヴァはネット注文が多かったのですが、ガンダムは店頭で買い求める人が目立っていたと記憶しています。エヴァとガンダムで購入層の違いがあるのかもしれませんね」という。

　また、ガンダムコラボではマザーボードやグラフィックスカードなどの板モノが人気をけん引したという違いもよく指摘されている。某ショップは「1年前はマイニングブームのまっただ中で、GeForce RTX 3080搭載カードなどは別の需要で大変なことになっていたのもありますね。後は他と比べたコスパの問題もありますし、PCケースや電源ユニットはエヴァコラボの方が作り込みの評価が高い点も挙げられます」と分析していた。

TSUKUMO eX.のエヴァコラボコーナー。上段にはMSIのモデルが並ぶ

　一方、同じエヴァンゲリオンコラボとして一足早く店頭に並んでいるMSIのコラボモデルとは、あまり食い合いが起きていない様子だ。TSUKUMO eX.は「MSIはIntel B660マザーや650W電源などでコラボしていて、価格帯が異なるのが大きいかなと思います。また、両社のコラボモデルを組み合わせる楽しみ方もできますし、相乗効果の方が大きい印象です」という。