次世代Ryzenのオーバークロック機能「AMD EXPO」に対応したメモリが店頭に!:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
G.Skillの新しいDDR5メモリ「Flare X5」や「Trident Z5 Neo」などのパッケージに、「AMD EXPO」のロゴがついていた。Ryzen 7000シリーズでサポートされる機能だ。
先週、複数のショップにG.Skillの新しいDDRメモリが入荷した。簡易ヒートシンクを採用した「Flare X5」シリーズと、「Trident Z5 Neo」シリーズ、REG LEDを内蔵した「Trident Z5 Neo RGB」シリーズがあり、DDR5-6000/5600対応モデルが出回っている。いずれも16GB×2枚キットで、価格は3万1000円強から4万9000円強(税込み、以下同様)となる。
「第12世代Core iのときのような状況はないとは思いますが……」
3シリーズに共通するのは、AMDのオーバークロック(OC)向け機能「AMD EXPO」(AMD Extended Profiles for Overclocking)に対応しているところだ。この機能は月末の登場がウワサされている次世代Ryzen(Socket AM5対応)が実装しており、手軽にメモリをOCできる。
入荷したパソコンSHOPアークは「対応メモリからプロファイルが自動で読み込まれるので、細かなチューニングなしにOCが楽しめます。次世代Ryzenでいろいろ遊びたい人には、見逃せない機能といえますね」と話していた。
なお、同店には週末にKingstonのDDR5-6000/5600メモリも複数入荷しており、そちらもAMD EXPOに対応している。「FURY Beast DDR5」シリーズの16GB×2枚キットで、価格は3万1000円強〜3万9000円強だ。
2021年の暮れ、第12世代Core iシリーズとともにデビューしたDDR5メモリは長らく供給不足となった。次世代Ryzenの登場時はそうした状況を懸念する声は少ない。
ただ、「CPUやマザーの動きを見ても、第12世代Core iのときのような状況はないとは思いますが、AMD EXPO対応メモリが充実するかはまだ見えません。ラインアップはそろっても、在庫は薄いという状況は十分ありえると思います」(某ショップ)といった声を聞いた。
関連記事
- ARGB LEDファン搭載のDeepCoolクーラー「AG400 ARGB」「AG620 ARGB」がデビュー
「AK400」の大ヒットから空冷CPUクーラーの定番ブランドに駆け上がったDeepCoolが、今週は新モデルを2つ投入している。 - Ryzen 5000シリーズが最後の? 大幅プライスダウン!
先週末に、AMDのRyzen 5000シリーズ全体に大きな価格改定が入った。最上位の5950Xが税込み7万4000円弱で買えるようになっている。 - GeForce RTX 3070 Ti以上が一部品薄化 価格の下落が続くグラフィックスカード
「円安傾向、我関せず」でプライスダウンを続けるグラフィックスカード。今週も順調に安くなっているが、ハイエンドクラスは品薄傾向が加速している。 - CPUは毎日上昇、グラフィックスカードはなおも下降――PCパーツの値上がり事情
四半世紀ぶりの円安傾向が報じられる今、輸入品が売り場の多くを占めるPCパーツショップでも価格変動が起きている。 - 初登場時の価格を下回り狙い目のGeForce RTX 3070/3060/3050
順調に値下がりが続くGeForce RTXシリーズは、売れ筋ラインで初登場時の価格を下回るようになった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.