動画に資料閲覧に「ちょうどいい」 3.7万円のAndroidタブレット「OPPO Pad Air」を試す(3/4 ページ)
オウガ・ジャパン(OPPO Japan)が日本市場に初めて投入したAndroidタブレット「OPPO Pad Air」は、実売価格が約3万78000円と比較的手頃な価格となっている。その使い勝手はいかほどのものか、実際に使ってみよう。
書類閲覧やテキスト入力も快適
OPPO Pad Airは、Android 12をベースにOPPOがカスタマイズしたOS「ColorOS 12」を搭載している。マルチタスク操作のユーザーインタフェース(UI)は一般的なAndroidとは異なり、2つのアプリの分割表示に加えて、小さなウィンドウで重ねて表示するポップアップ表示にも対応する。
横向きに置いてマルチウィンドウ表示にすると、2つのアプリを1000×1200ピクセルの解像度で並べて表示できる。この画面幅はPC向けのWebサイトを表示するのに適しており、Microsoft OfficeやGoogle ドキュメント、PDFエディタで資料を閲覧する際にも扱いやすい。
書類閲覧やWebサイトの表示などが主な用途なら、処理能力に不足を感じることはないだろう。Bluetooth キーボードを接続して、WebサイトやPDF書類を閲覧しながら「Google Keep」でテキスト入力してみたが、動作はキビキビとしており、作業中にストレスを感じることはなかった。ノートPCとの2台持ちで、書類閲覧や文章作成の補助として使うと便利そうだ。
Android 12Lへのバージョンアップは「予定なし」
なお、Android 12には派生バージョンとして、大画面/フォルダブル端末に最適化された「Android 12L」が存在する。オウガ・ジャパンにOPPO Pad AirでAndroid 12Lへの対応を予定しているか聞いた所、Android 12Lには対応しないものの、Android 13へのバージョンアップは検討をしているという。
Android 12Lでは、アプリ切り替えを素早く行える「タスクバー」など、マルチタスク操作をより直感的かつ機能的に行える改善が施されている。恐らくAndroid 13でも派生バージョンとして「Android 13L(仮称)」が出てくるものと思われるが、大画面端末とタスクバーの相性はとても良いので、ぜひとも導入してほしいものである。
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