予想外のポイントで“悪戦苦闘” 「縁結びのまち」で小中学生と共に富士通LIFEBOOKを組み立てる(後編)(5/5 ページ)
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)と島根富士通が、約3年ぶりにPCの組み立て教室を開催した。この記事では、実際に組み立てる過程をレポートする。
組み立ては正常にできたのか……?
組み立てが完了したLIFEBOOK WU2/F3は、早速正常に組み立てられたかどうかの試験に入る。何ということはない。電源を入れて、OSが起動するかどうかをチェックするのだ。
その前に、本体を正しい向きに変えて、天板を開けて保護材を取り外す。何というのか、きちんとノートPCが組み上がったのかと思うと感慨深いものがある。
そしてついに“火入れ”である。それぞれ机に備え付けられているUSB Type-C電源アダプターのプラグを、組み立てたLIFEBOOKに差し込む。問題なく組み立てられていたら、自動的に電源が入るはず。
さて、電源は入るのか……?
無事、電源が入った。いったん電源をオフにして、再度電源を入れると、Windows 11が起動する……のだが、よく見ると受付時に撮影した記念写真が壁紙になっている。これは結構なサプライズである。
LIFEBOOK無事が完成した後は、島根富士通の工場見学(作業体験)と、島根富士通にまつわるクイズ大会が行われ、第15回 富士通FMVパソコン組み立て教室は無事終了した。
一般参加者が組み立てたLIFEBOOKは、通常の出荷品と同じ検査などを経て参加者のもとに届けられた。筆者を含む報道関係者が組み立てた分は、FCCLや島根富士通の社内で役立てられるようである。
筆者にとって、PCの組み立て体験イベントを取材するのは数年ぶりだった。参加する度に思うことだが、このような体験イベントは、“もの作り”の大変さと重要性を知る上で大いに役立つと考える。今後も、このようなイベントは継続的に行っていくべきだと思った。
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