23基のUSB端子を備えた「Z790 LiveMixer」とハイエンドの「Z790 Taichi」が勢いよく売れる:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
個性派やハイエンドクラスのIntel Z790チップセット搭載マザーボードが少しずつ登場するようになり、いずれも好調に売れている。「Intel Arc A750」搭載グラフィックスカードやMSIのATX 3.0対応電源、クーラーマスターの30周年記念ケースも注目を集めている。
先週も、第13世代Coreに対応するIntel Z790チップセット搭載マザーボードが複数登場している。中でも目立っていたのは、ASRockの配信向けATXモデル「Z790 LiveMixer」とハイエンドATXモデル「Z790 Taichi」だ。価格は5万3000円弱と10万円弱(税込み、以下同様)となる。
上位“Z790マザー飢え”の空気がじわじわ広がる
Z790 LiveMixerは、10月半ばに登場した「B650 LiveMixer」と同じコンセプトで作られており、各2基のUSB 3.2 Gen 2 Type-A/Cポートを含む合計23基のUSBポートを備えている。パソコンSHOPアークは「4基あるUSB 3.2 Gen 1 Type-Aのうち、2基は低遅延、2基は安定した給電を行える特別仕様になっているので、ストリーミング配信はもちろん、外部デバイスを多用する使い方に心強いマザーといえます。デザインも相まって反響は上々です」と話していた。
Z790 Taichiも「貴重な10万円クラスのZ790マザー」(某ショップ)ということで、週末を待たずに売り切れとなるショップが複数あった。TSUKUMO eX.は「現状、第13世代CoreはZ690マザーのハイエンドと組み合わせる人が多くいますが、その中にはZ790マザーの最高級クラスを待っている人もいます。Z790 Taichiを狙っている人も少なからずいらっしゃるでしょう」という。
そうしたZ790マザー上位を求める空気感が、徐々に高まっているとの声もある。別のショップは「じわじわとZ790マザーの在庫が薄くなってきています。第13世代Coreの登場からワンテンポ遅れて、じわじわとZ790マザーを求める人が増えている感じがしますね。それに対して供給がちょっと追いついていないのかなと思います」とこぼしていた。
その他、MSIからもMini-ITXサイズの「MPG Z790I EDGE WIFI」、ATXサイズの「PRO Z790-A WIFI」と「PRO Z790-P WIFI」が登場している。価格は順に6万1000円前後と4万8000円前後、4万3000円前後だ。
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