IntelのハイエンドGPU「Arc A770」搭載グラフィックスカードが店頭デビュー:古田雄介のアキバPick UP!(2/4 ページ)
Intelの「Arc A」シリーズ最上位モデルが、ようやく店頭に登場した。Intel Z790チップセット搭載マザーボードは、ソニックコラボモデルやギガバイトの10万円超モデルが加わり、ASUS JAPANからはMini-ITXのAMD X670Eマザーがデビューしている。
ソニックコラボや「AORUS MASTER」など注目のIntel Z790マザー
ハイエンドクラスの供給不調が心配されていたIntel Z790チップセット搭載マザーボードだが、先週は複数の有力モデルが登場している。
ASRockからは、人気ゲームのキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」とコラボしたATXモデル「Z790 PG SONIC」が5万4000円前後で登場した。パソコンSHOPアークは「ヒートシンクだけでなく、基板の表裏やバックプレートまでソニックデザインにしていて気合いを感じますね。好きな方には評価される出来だと思います」とプッシュする。
一方のギガバイトは、ハイエンドE-ATXモデル「Z790 AORUS MASTER」を投入した。20+1+2の電源フェーズを採用し、価格は10万7000円弱となる。同時に4万円弱のATXモデル「Z790 UD」と、Wi-Fi 6Eの無線LAN機能を追加した「Z790 UD AX」(4万4000円弱)も売り出している。
その他、BIOSTARはゲーム向けハイエンドのATXモデル「Z790 VALKYRIE」(7万円前後)と、スタンダードなATXモデル「Z790A-SILVER」(3万8000円弱)を売り出しており、ASUS JAPANからは企業向けATXモデル「PRIME Z790-P D4-CSM」(4万1000円前後)と、同じくmicroATXサイズの「PRIME Z790M-PLUS D4-CSM」(3万8000円弱)が供給されるようになった。
あるショップは「残るはASUS JAPANのROG STRIXといったところでしょうか。ファンが一番多いブランドだけに待ちの空気はまだありますが、Z790マザー全体でいえば大分緩和された感があります」と少し安堵(あんど)した様子だった。
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