「ThinkPad X1ファミリー」の2023年モデル登場 最新のCoreプロセッサを搭載して4月発売:CES 2023(3/3 ページ)
間もなく開催される「CES 2023」に先駆けて、LenovoがThinkPadのフラグシップ「ThinkPad X1ファミリー」の2023年モデルを発表した。「最新のCoreプロセッサ」を搭載して、米国では4月に発売される予定だ。
ThinkPad X1 Nano Gen 3
クラムシェルタイプの13型モデル「ThinkPad X1 Nano」はGen 4(第4世代)となる。ボディーの基本設計は先代(Gen 3)と同様だが、パームレストとリアカバーに使われているマグネシウムの90%がリサイクル素材となっている。米国における最小構成の想定販売価格は1649ドル(約21万7900円)だ。
CPUは最新のCore Core i5/i7プロセッサとなる。全モデルがIntel Evoプラットフォームに準拠する他、搭載するCPUによってはIntel vProにも対応する。
メインメモリはLPDDR5規格で、最大16GBまで搭載できる(増設/換装不可)。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、カスタマイズモデルでは1TBのモジュールを選択可能だ。プリインストールOSはWindows 11またはUbuntuで(Ubuntuは一部の国/地域のみ)。Windows 11 Proのライセンスを使ったWindows 10 Proのプリインストール構成も用意される。
ディスプレイは13型のIPS液晶で、最大解像度は2160×1350ピクセル(アスペクト比3:2)、最大輝度は450ニトでsRGBの色域を100%カバーしている。CTOモデルではオプションでタッチ操作機能を追加することも可能だ。
ディスプレイの上部にはフルHD(1920×1080ピクセル)撮影と顔認証に対応するWebカメラを搭載している。CTOモデルでは「顔認証機能+コンピュータビジョン付き(MIPI接続)」も選択可能だ。
外部ポート類は、左側面にThunderbolt 4(USB4)端子×2とイヤフォン/マイクコンボジャックを備えている。Thunderbolt 4端子はUSB PDによる電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力を兼ねる。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(※1)とBluetooth 5.1に対応する。別途アプリをインストールしておけば、Tileアプリで本体を探すこともできる。
ボディーサイズは、タッチ操作対応の有無によって以下の通り異なる。
- タッチ非対応構成:約293.2(幅)×208(奥行き)×14.47(厚さ)mm
- タッチ対応構成:約293.3(幅)×208.1(奥行き)×14.77(厚さ)mm
最軽量構成の重量は、タッチ非対応構成で約966.5g、タッチ対応構成で約991.5gとなる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「ThinkPad X1ファミリー」に2022年モデル 第12世代Coreプロセッサでより快適に
LenovoのThinkPadブランドにおいてフラグシップを担う「ThinkPad X1ファミリー」に2022年モデルが登場する。第12世代Coreプロセッサを搭載し処理性能を底上げした他、一部モデルで対応していたフルHDカメラの搭載オプションが全モデルに拡大されている。「ThinkPad」の2022年モデルが日本上陸 夏までに順次発売
レノボ・ジャパンが、2022年1月から順次グローバル発表されてきたThinkPadの2022年モデルを投入する。Ryzen 6000シリーズを搭載するモデルは新しいセキュリティプロセッサ「Microsoft Pluton」を利用可能で、第12世代Coreプロセッサを搭載するモデルは「Tile」による紛失時捜索に対応している。「ThinkPad X1 Carbon Gen 10」を試して分かった! パワーアップしている点と気になる点
レノボ・ジャパンの「ThinkPad X1 Carbon Gen 10」は、フラグシップノートPC「ThinkPad X1 Carbon」の記念すべき第10世代だ。Gen 9(第9世代)と見た目は変わっていないものの、最新の第12世代Coreプロセッサを搭載してパワーアップしている。Core i5-1240Pを搭載するモデルの実力をベンチマークテストでチェックしてみよう。「16:10ディスプレイ」が思わぬ部分でデメリットに? 「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」を試す(前編)
レノボのフラグシップノートPC「ThinkPad X1 Carbon」の第9世代モデルは、画面のアスペクト比が16:10となったことが特徴だ。縦方向の解像度が増えた一方で、キーボードには見逃せない変化も見受けられる。2022年に発売されるであろう第10世代モデルのプレビューとして、第9世代モデルをチェックしていこう。「ThinkPad X1 Extreme」「ThinkPad Pシリーズ」に新モデル 最新CPUを搭載してパワーアップ
Lenovoが、ThinkPadのフラグシップ「ThinkPad X1」のパフォーマンス重視モデルと、モバイルワークステーションのスリムモデルを刷新する。第12世代Coreプロセッサを搭載し基本スペックの底上げを行っている。