デルがゲーミングノートPCの新モデルを一挙発表 Alienwareは新デザイン採用で480Hzディスプレイもあり:CES 2023(1/2 ページ)
Dell Technologiesが、AlienwareとDell Gの両ブランドにおける新型ノートPCを発表した。Alienwareは新デザイン「Legend 3.0」を適用し、ディスプレイのアスペクト比が16:10となった。
Dell Technologiesは1月3日(米国太平洋時間)、「Alienware(エイリアンウェア)」「Dell G」ブランドのゲーミングPCの新モデルを発表した。Alienwareの新モデルは「この冬」、Dell Gの新モデルは「この春」に発売を予定している。
Alienwareブランドは「Legend 3.0」へ
今回発表されたAlienwareブランドのノートPCは全て、同ブランドにおける第3世代の新しいデザインアイコン「Legend 3.0」を適用している。
従来、同ブランドのノートPCは「15型」と「17型」に焦点を当てた商品展開をしてきたが、これからは「16型」と「18型」に変更していくという(14型モデルも引き続き展開する)。
その上で、今回の新モデルでは以下の共通した特徴を備えている。
- ディスプレイのアスペクト比は全て「16:10」に
- Dolby AtmosとDolby Visionに対応
- 全ディスプレイに「ComfortView Plus」(ブルーライト抑制)機能を装備
- WebカメラはフルHD(1920×1080ピクセル)撮影対応
- 本体下部のデザイン変更(本体下部からボディー中心部へのエアフローを確保)
- サーマルペーストに「Element 31」(ガリウムシリコン液体金属)を採用(※1)
- 「Alienware Command Center」をバージョン6.0に
(※1)一部のハイエンド構成のみ
Alienware m16/m18
「Alienware m16」は16型、「Alienware m18」は18型のハイエンドモデルで、それぞれ「Alienware m15」「Alienware m17」の後継モデルとなる。米国における「エントリーモデル」の最小構成価格はm16が1899ドル(約24万7000円)、m18が2099ドル(約27万3000円)となる。ただし、現時点では「ハイエンド構成」を先行発売する予定となっている。ハイエンド構成の最小構成価格はm16が2599ドル(約33万8000円)、m18が2899ドル(約37万7000円)となる。
両モデル共に第13世代Coreプロセッサ(HXシリーズ)を搭載する「Intelモデル」と、“新型の”Ryzenプロセッサを搭載する「AMDモデル」が用意されている。独立GPUはIntelモデルが新型のGeForce RTX 40 Laptopシリーズ、AMDモデルがRadeonシリーズとなっている(以下、Intelモデルの概要を紹介する)。
メインメモリはDDR5-4800規格のSO-DIMMで、最大64GB(32GB×2)まで搭載できる。ストレージはPCI Express接続のSSDで、システムの構成によって最大2基、または4基まで搭載可能だ。
ディスプレイの輝度は最大300ニト(コントラスト比1000:1)、応答速度(Grey-to-Grey)は最短3ミリ秒(通常7ミリ秒)そろえられており、全て「NVIDIA G-SYNC」「AMD FreeSync」と「Dynamic Display Switching」に対応している。選択肢は以下の通りだ。
- m16
- フルHD+(1920×1200ピクセル)/最大480Hz駆動/DCI-P3 100%カバー
- QHD+(2560×1600ピクセル)/最大165Hz駆動/DCI-P3 100%カバー
- QHD+/最大240Hz駆動/DCI-P3 100%カバー
- m18
- フルHD+/最大480Hz駆動/DCI-P3 100%カバー
- QHD+/最大165Hz駆動/DCI-P3 100%カバー
キーボードのストロークは約1.8mmで、以下のいずれかから選択できる。
- AlienFXキーボード(1ゾーンライティング/アンチゴースト対応)(m16のみ)
- AlienFXキーボード(キー単位ライティング/Nキーロールオーバー対応)
- CherryMXメカニカルキーボード(キー単位ライティング/Nキーロールオーバー対応)
ポート類は、左側面に有線LAN、イヤフォン/マイクコンボ端子とUSB 3.2 Gen 1 Type-A端子(m16は1基、m18は2基)を、背面に電源入力端子、Thunderbolt 4(USB4 Gen 2)端子、USB 3.2 Type-A端子、HDMI 2.1出力端子、miniDisiplayPort出力端子とSDメモリーカードスロットを備えている。ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。
Alienware x14 R2/x16
「Alienware x14 R2」は14型のスリムモデルの第2世代、「Alienware x16」は16型のプレミアムモデルという位置付けだ。米国における最小構成の価格は、x14 R2が1799ドル(約23万5000円)、x16の「エントリーモデル」が2149ドル(約28万1000円)、「プレミアムモデル」が3099ドル(約40万5000円)となる。x16も、m16/m18と同様にプレミアムモデルを先行発売することになっている。
CPUは第13世代Coreプロセッサ(Hシリーズ)を搭載し、独立GPUとして新型GeForce RTX 40 Laptopシリーズを搭載する。メインメモリはLPDDR5規格で、最大32GBまで搭載できる(増設/換装不可、※3)。ストレージはPCI Express接続のSSDで、x16では最大2基搭載できる。
(※3)x16の場合、搭載するCPUによって速度と容量に差異が生じる
x14 R2のディスプレイはQHD+の14型で、リフレッシュレートは最大165Hz、応答速度(Grey-to-Grey)が3ミリ秒、DCI-P3の色域を100%カバーしている。G-SYNCもサポートしている。
x16のディスプレイは16型で、以下のオプションから選択できる(いずれもG-SYNCとAdvanced Optimusに対応し、応答速度は3ミリ秒)。
- フルHD+/最大480Hz駆動/DCI-P3 100%カバー
- QHD+/最大240Hz駆動/DCI-P3 100%カバー
- QHD+/最大165Hz駆動/sRGB 100%カバー
キーボードのストロークは、x14 R2が1.2mm、x16が1.8mmとなる。x16については、キーボードを以下のいずれかから選択可能だ。
- AlienFXキーボード(1ゾーンライティング/Nキーロールオーバー対応/アンチゴースト対応)
- CherryMXメカニカルキーボード(キー単位ライティング/Nキーロールオーバー対応)
ポート類は、イヤフォン/マイクコンボ端子、microSDメモリーカードスロット、Thunderbolt 4(USB4)端子×2、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子、HDMI 2.1出力端子、miniDisplayPort出力端子(x16のみ)とUSB 3.2 Gen 1 Type-A端子を備える。ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。
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