「高級路線で人気出そう」――水冷「Kraken」シリーズが一挙18モデル登場:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
NZXTの簡易水冷キット「Kraken」シリーズが240mmから360mmまで合計18モデル登場し、冷却パーツ売り場で目立っていた。一方で、ゲーミング有機ELモニターの展示機も話題に。
先週の新製品で目立っていたのは、NZXTの簡易水冷キット「Kraken」シリーズの新作だ。
水冷キットの売れ筋は「360mmで4〜5万円級と2万円級」の二極化
水冷ヘッド部分に円状の2.36型(640×640ピクセル)液晶を組み込んだ「Kraken Elite」シリーズと、1.54型(240×240ピクセル)液晶を採用した「Kraken」シリーズがあり、それぞれにARGBファン搭載タイプと非搭載タイプがラインアップされている。
ラジエーター長は240/280/360mmの3タイプで、カラーはブラックとホワイトの2色だ。合計で18モデルがそろい、価格は2万3000円弱〜5万1000円強(税込み、以下同様)となる。
全モデルを並べるスペースがなく、トールケースを採用するショップやモデルを絞って入荷したショップもみられた。
入荷したショップはおおむね好評な様子だ。TSUKUMO eX.は「いずれのモデルも高性能で静かなポンプを採用していますし、高級路線でも売れるブランドにふさわしい進化を遂げているんじゃないかと思います」と話していた。
簡易水冷キットは、そうした高級路線とコストパフォーマンスが高いシリーズで人気が二極化しているようだ。同店は「高級路線はNZXTの他にASUS JAPANのROG系やCORSAIRが人気ですね。360mmラジエーターのハイエンド級で4〜5万円する路線です。一方で、同じ条件で2万円以下に収まるブランドもあり、そちらもよく売れています」という。
コスパ路線の売れ筋では、EKWBの「EK-AIO」シリーズやDeepCool「LT/LS」シリーズ、玄人志向の「KURO-AIOWC」シリーズがよく挙げられた。
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