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GeForce RTX 4060 Ti & Radeon RX 7600搭載グラフィックスカードがズラリと並ぶ:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
先週はミドルレンジのグラフィックスカードが各社から一斉に登場している。手薄だった5万円前後から8万円弱の選択肢が潤ったが、ユーザーの反響やいかに?
週末アキバ速報でも触れた通り、先週はミドルレンジクラスのGPUが2種類登場し、PCパーツショップのグラフィックスカードの棚を一新させている。
あと1.5万円安ければ最強――GeForce RTX 4060 Tiカードの反響
NVIDIAからは「GeForce RTX 4060 Ti」が登場した。5月24日22時に搭載カードの販売が解禁となり、夜間販売を実施するショップもあった。価格は6万8000円弱から8万円弱(税込み、以下同様)となる。
RTX 4060 Tiは4月に登場した「GeForce RTX 4070」の下位にあたるGPUで、今回登場したのはGDDR6メモリを8GB搭載したカードとなる。カード全体の消費電力は160Wもしくは165Wで、標準カードは244mm長/2スロット厚に収まる。
入荷した各ショップでは静かな出足となっている様子だ。あるショップは「まあミドルレンジですから、ハイエンドのように我先にと購入する人は少ないですね。グラフィックスカードの選択肢が薄くなっていた価格帯なので、これからじわじわ売れてくれればと思っています」と冷静にコメントする。
また、別のショップからは「さまざまな事情で仕方ないものの、ミドルレンジとしてもうちょっと安くなってくれないとヒットは難しいでしょう。売り場の空気感としてはあと1万5000円低い5万円台半ばからという価格なら、という印象です」と厳しめの声も聞かれた。
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